Twitterマーケティングとは?主な4つの手法や成功事例を解説
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Twitterマーケティングとは?主な4つの手法や成功事例を解説

「Twitterマーケティングってなんだろう?」と、疑問に思うことはありませんか?

国内における約43%(※)が利用しているX(旧:Twitter)は、マーケティング施策の1つとして企業から注目を集めています。(※2020年時点)

本記事ではTwitterマーケティングのメリット・デメリットや主な手法、成功事例をまとめました。

自社でもTwitterマーケティングで効果を出したいとお考えの場合、ぜひご一読ください。

TwitterをはじめとしたSNSのマーケティングは、各SNSの特徴を理解して、目的や、商品・サービスに合ったSNSを選ぶことが重要です。

デジコでは、SNSマーケティングでよく活用される6つのSNSの特徴や、フォロワーの増やし方、人を惹きつけるコツなど、SNSマーケティングに必要な情報をまとめた資料をご用意しています。

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Twitterマーケティングとは?

Twitterマーケティングとは、Xでおこなうマーケティングを指します。

  • 継続した投稿で獲得したフォロワーに対し、告知をおこない購買・成約につなげる
  • Xのタイムライン上に広告を出稿し、購買・成約につなげる
  • X上でキャンペーンを開催し、ギフトやクーポンを配布する

上記のような、自社商品・サービスの認知度向上やファンの育成を狙うのが目的の手法です。

Xの公式サイトによると、全年齢層が情報検索に活用しています。

出典:https://view.highspot.com/viewer/5ce2495866bbaa0489b88a14

さらに月間ユーザーの内7割近いユーザーが検索機能を使っており、検索結果から自社アカウントを認知してもらえます。

以上から、Twitterマーケティングは幅広い層へのアプローチができる施策です。

Twitterマーケティングのメリット・デメリット

ここでは、Twitterマーケティングのメリット・デメリットについて解説します。

Twitterマーケティングの5つのメリット

Twitterマーケティングの5つのメリット

  1. ユーザーの生の声を集められる
  2. ファンと直接コミュニケーションを図れる
  3. スピーディーに情報を拡散できる
  4. 幅広いユーザーに向けて情報発信できる
  5. 低コストで運用ができる

Twitterマーケティングのメリットは、上記の5つです。

自社商品やサービスのファンと直接コミュニケーションを図ることで、利用者の生の声を集められます。

さらにXの特徴である、

  • リポスト機能
  • 「いいね」をしたポストの表示機能

を活用してスピーディーに情報を拡散できます。

また、公式アカウントの発行・運用が無料でおこなえるため、コストを抑えて幅広いユーザーへ情報発信できる点もメリットです。

Twitterマーケティングの2つのデメリット

Twitterマーケティングの2つのデメリット

  1. 拡散スピードが早いため、炎上を止めにくい
  2. 効果を感じられるまでに時間が必要

Twitterマーケティングのデメリットには、上記の2点があります。

強い拡散力と拡散スピードの速さは、Xの特徴です。

一方で、自社のマイナスとなるネガティブな言動があった場合、すぐに広まってしまう恐れがあります。

一度拡散されると、発端となったポストを削除しても、簡単には炎上を止められません。

  • 運用を始める前にネットリテラシーを周知する
  • 運用方針を具体的に定めておく
  • 複数人で投稿をチェックする

上記のように、炎上を防ぐための事前準備が重要です。

Twitterマーケティングで活用される4つの手法

Twitterマーケティングで活用される4つの手法

  1. 公式アカウントの運用
  2. Twitter広告の配信
  3. Twitterキャンペーンの開催
  4. インフルエンサーとのコラボレーション

Twitterマーケティングで活用される手法は上記の4つです。

それぞれの詳細について解説します。

手法1.公式アカウントの運用

自社の社名やサービス名で公式アカウントを開設し、新商品・新サービスの発表やファンの獲得を狙う手法です。

Xはだれでも無料でアカウント開設できるため、自社商品・サービスの利用者と直接やり取りができます。

また、日常生活に馴染みのあるSNSでは率直なコメントが投稿されるため、利用者の生の声を集めることも可能です。

企業アカウントの開設についてより詳細を知りたい場合は、下記の記事もご覧ください。

手法2.Twitter広告の配信

Xのタイムライン(TL)や検索結果に自社の広告を配信し、自社認知やキャンペーンの告知をおこなう手法です。

特定のユーザーに絞る「ターゲティング」をしたうえで、広告を出稿できます。

Twitter広告のターゲティング例

  • 特定のアカウントをフォローしているユーザーへ配信
  • 映画やTV番組についてポストしているユーザーへ配信
  • 自社が持つ顧客情報をもとに、Xアカウントを作成しているユーザーへ配信
  • 300以上のカテゴリの中からユーザーの好みに合わせて配信

ターゲットを絞って広告を表示することで、反応率や応募率を向上させることが期待できます。

手法3.Twitterキャンペーンの開催

Twitterキャンペーンでは、

  • リポスト
  • フォロー
  • アンケート

の3つの機能を用いて自社のフォロワー数や認知度の向上が狙えます。

Twitter広告と連携できるため、特定のターゲット層へのアプローチも可能です。

ただ、キャンペーン終了と同時にアカウントのフォローを解除するユーザーがいるため、課題となります。

フォローの解除につながらないよう、継続した投稿やキャンペーンを開催するなどの対策が必要です。

Twitterキャンペーンの具体的なやり方については、以下の記事で紹介しています。こちらもあわせて参考にしてください。

手法4.インフルエンサーとのコラボレーション

インフルエンサーとは、影響・感化などを意味する「Influence(インフルエンス)」を語源とし、影響力をもつ人や事物のことを指します。

インフルエンサーに自社商品・サービスの紹介を依頼したり、コラボレーションしたりする手法も、Twitterマーケティング施策の1つです。

既存フォロワーの多いアカウントで発信することで、自社だけではアプローチできない幅広い層に情報を届けられます。

ただ、インフルエンサーの発言で炎上した場合、自社にも影響が出るリスクがあるため注意が必要です。

Twitterマーケティングを活用した成功事例3選

Twitterマーケティングを活用した成功事例3選

  1. 株式会社モバイルファクトリー
  2. 株式会社シャトレーゼ
  3. キリンホールディングス株式会社

ここでは、Twitterマーケティングを活用した、成功事例を3つ紹介します。

事例1.株式会社モバイルファクトリー

 

株式会社モバイルファクトリー様がおこなったのは、自社サービスの生誕7周年を記念してTwitterフォロー&リポストキャンペーンです。

デジタルギフトを景品とし、その場ですぐ抽選結果がわかる「インスタントウィンキャンペーン」をおこないました。

期間中には1.7万人のフォロワーを獲得し、最終的なリポスト数は9万を超えXのトレンド入りを果たしています。

ユーザーが簡単に利用できるキャンペーンをおこなうことで、成果を残したTwitterマーケティング事例です。

事例2.株式会社シャトレーゼ

 

お菓子の製造・販売をおこなう、株式会社シャトレーゼの事例です。

ユーザーによって生成されたコンテンツ「UGC(User Generated Contents)」を活用したキャンペーンをおこないました。

自社のアイスクリームを使ったカクテルのレシピ動画を投稿したうえで、ユーザーにもオリジナルドリンクの投稿を促します。

さらに、ユーザーが投稿したポストを、公式アカウントでリポストし、コミュニケーションを図りました。

自社だけでなくユーザーを巻き込んで商品にかかわる投稿数を増やすことで、認知拡大に成功した事例です。

事例3.キリンホールディングス株式会社

 

130万人以上のフォロワーを持つキリンホールディングス株式会社の公式アカウントから、別コンテンツへの誘導に成功した事例です。

Xの公式アカウントでは、あえて厳選した文章や写真を投稿しています。

投稿のくわしい内容を別のコンテンツで紹介することで、自社ブランドに共感してくれるファンを獲得する狙いがありました。

フォロワーが多いXアカウントでの日常的な情報発信を発端とし、コアなファンを増やしていった事例です。

なお、他のTwitterキャンペーンの事例を知りたい場合は、こちらの記事もご覧ください。

Twitterマーケティングを成功させる3つのポイント

Twitterマーケティングを成功させる3つのポイント

  1. ユーザーの投稿を分析し生活者の目線で発信する
  2. 画像や動画を活用しひと目でわかりやすく伝える
  3. 認知から購入までWeb上で完結できる動線を設計する

Twitterマーケティングを成功させる、3つのポイントは上記のとおりです。

それぞれの特徴について解説します。

ポイント1.ユーザーの投稿を分析し生活者の目線で発信する

Twitterを活用するのであれば、あくまで生活者の目線で発信することが重要です。

商品の特徴・こだわりなどを中心とした企業目線での発信では、ユーザーからの共感を得られず、フォロワー獲得につながりません。

  • 実際の購入者による活用例
  • 普段は明かされない誕生秘話

など、ユーザーが取り入れることでどのような良いことがあるのかをイメージできる投稿が大切です。

生活者の投稿から、商品の魅力や日常生活での活用方法などを分析してみましょう。

ポイント2.画像や動画を活用しひと目でわかりやすく伝える

Xに投稿する際には、画像や動画などのクリエイティブを取り入れることもポイントです。

文字と画像・動画では、伝えられる情報量が異なります。

投稿内容を見た人が自分のことへ置き換えてイメージできれば、購買意欲をかき立てられます。

ユーザーの想像を膨らませられるよう、画像・動画を活用し商品の魅力をわかりやすく伝えましょう。

ポイント3.認知から購入までWeb上で完結できる動線を設計する

Twitterマーケティングでは、SNSの投稿から購入までオンラインで完結できる動線づくりをおこないましょう。

ユーザーが興味を持っても購入場所がわからなければ、すぐに離脱されてしまうからです。

投稿内容にECサイトや商品ページへのリンクを設置するなど、遷移先や次の行動ステップをわかりやすくすることが大切です。

Twitterマーケティングでは、顧客の反応に関わる数値を把握し分析することも大切です。

自社アカウントの注目度やキャンペーンの結果を計測するのに重要なエンゲージメントについて以下の記事にまとめていますので、知りたい場合はあわせてご一読ください。

まとめ:SNSを活用したマーケティングで自社認知を向上させよう

Twitterマーケティングとは、Xでおこなうマーケティング全般のことです。

  • 定期的なキャンペーン開催
  • ユーザーにとってメリットのある情報発信

などを、公式アカウントで継続的に実施しましょう。

幅広い世代が利用しているXは、現代のマーケティングに欠かせないサービスです。

ユーザーから有益なアカウントと判断してもらえるよう、生活者が共感できる施策をおこないましょう。

マーケティングが成功しフォロワーが増加すれば、キャンペーンを実施した際にユーザーからユーザーへの情報拡散効果も期待できます。

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この記事を書いた人

東村龍樹

東村龍樹

株式会社DIGITALIO 販促DX事業本部 本部長。日本インターネットポイント協議会(JIPC)のラーニング&ネットワーキング委員としても活動中。現在は、ポイントメディアの知見を活かして、販促DX事業本部にてデジタルギフトサービス「デジコ」の責任者を務めています。