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効果的な販促にアンケートは必須?作成からお礼までを6ステップで解説

「効果的な販促を実施するためにアンケートを取りたいけど、作り方がわからない」
「そもそも、アンケートは販促に必要?」

このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

アンケートの回答は貴重なユーザーの声であり、効果的な販促を実施するために欠かせません。

そこでこの記事では、効果的な販促を実施するためのアンケートの作り方から、お礼の仕方まで丁寧に解説します。

販促のためのアンケート作成にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

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効果的な販促にはアンケートによる顧客理解が必須

効果的な販促にはアンケートによる顧客理解が必須

販促とは、わかりやすくいえば商品の購入や来店の「きっかけ作り」です。

販促を売上につなげるには、以下のような顧客理解が大切です。

  • 顧客の属性(年齢、性別、家族構成、収入)
  • 顧客が抱いている興味
  • 顧客が抱えている不安

これらを理解していないと、効果的な企画内容やデザイン(Web広告、看板など)がわからず決定にはつながりません。

裏を返せば、顧客理解が深まれば販促に効果的な場所(Web、店頭など)もわかってきて、より効果的な販促活動が可能になります。

だからこそ、販促をおこなう上で顧客理解はとても大切といえます。この「顧客理解」を深めるために効果的なのが、アンケートです。

アンケートを実施して顧客を知ることは、効果的な販促につながります。

では、どのようなアンケートがあるのかを次の章で解説します。

アンケートの基本的な2つの種類

アンケートの基本的な2つの種類

アンケートの基本的な種類を知ることで、自社の目的に適したアンケートが選べるようになります。

アンケートの調査方法は、基本的に下記の2つです。

  • 定量調査
  • 定性調査

順番に解説します。

種類1.定量調査

定量調査は、大多数の人を対象とした調査で「数値化できる回答」を使う調査方法です。

わかりやすくいえば、3~5個程度ある選択肢の中から、一つ以上を選んで回答するアンケートを指します。

例えば、3つの選択肢から「A」を選んだ人は◯%、「B」を選んだ人は△%のように表します。

定量調査は数値として具体的に表せるため、仮説の検証や傾向の把握、施策の効果測定に向いている調査方法です。

  • インターネットリサーチ
  • ホームユーステスト
  • 会場調査(CLT)
  • 顧客満足度調査など
定量調査でわかること
  • 仮説検証の効果測定
  • 市場実態の傾向
  • 顧客満足度や認知率などの数値

種類2.定性調査

定性調査は、一人ひとりの意見や感想などを「数値化できない評価を得たい」ときに使う調査方法です。

定性調査でわかりやすいのは、自由回答を求めるアンケートです。

具体的な数値では表れない分、顧客の本音や価値観に触れられる、というメリットがあります。

顧客のリアクションや表情などリアリティある情報を得ることができるので、企画開発中の商品について意見がほしい時などにもむいている調査方法です。

  • デプスインタビュー
  • グループインタビュー
  • 訪問調査
  • 行動観察
定性調査でわかること
  • 数値では表れない感想や意見
  • ユーザー(消費者)心理
  • リアリティある反応

アンケートの種類について紹介しましたが、「アンケートはどのように作るんだろう?」と悩まれる方もいるのではないでしょうか。

ここからは、アンケート作成からお礼までの手順を具体的に解説します。

アンケート作成からお礼までの6ステップ

ここからは、アンケートの作成~お礼を作るまでの6ステップを解説します。

正しいステップを踏んで、販促に効果的なアンケートを一緒に作成していきましょう。

ステップ1.アンケートの目的と対象者を決める

最初にやるべきことは、アンケートの目的と対象者を決定することです。

アンケートの目的と対象者を最初に決めておかないと、作成している途中でゴールや質問内容がブレる可能性があります。

これから作成するアンケートについて、下記の2つを決めておきましょう。

  • 何の販促についてのアンケートなのか
  • どのような相手に向けてアンケートを取るのか

ステップ2.アンケートを集める方法と期限を決める

次に、アンケートを集める方法と期限を決めておきましょう。

期限を決める理由は、期間を長く取りすぎても回答数が伸びない可能性が高いからです。

集計の手間も考えると、回答期間は1、2週間程度にしておくのがおすすめです。

アンケートを集める代表的な方法は、下記のとおりです。

  • メール
  • SNS
  • Webサイト
  • QRコード

アンケートを集める方法は、オンラインやオフラインでそれぞれ4つずつあります。詳しいアンケートの集め方について気になる方は、下記の記事をご覧ください。

ステップ3.アンケートを作る

アンケートの集め方期限を決めたら、実際にアンケートを作っていきましょう。

効果的なアンケートが取れるかは、設問設計によって変わります。設問設計のコツは下記のとおりです。

設問設計の5つのコツ

  • 回答者が負担を感じない設問数に絞る
  • 思考停止で答えられる設問にする
  • 選択肢の尺度をよく検討する
  • 1つの設問で2つ以上の問いかけをしない
  • さまざまな解釈ができる問いかけをしない

回答者の負担が最小限になるよう心がけて設計をすれば、答えてもらいやすいアンケートができます。

またアンケートの設問精度を高めるために、以下も意識しましょう。

  • 回答者の属性についての項目を忘れずにいれる
  • 設問は答えるのが簡単な順に並べ替える
  • 設問にモレ・ダブりがないか確かめる

アンケート設計についてより詳しく知りたい方は、下記の記事に精度を高めるポイントが記載ありますのでご一読ください。

ステップ4.実際にアンケートを依頼する

アンケートの作成が完了したら、ステップ2で決めた方法を用いてアンケートを依頼しましょう。

どんなアンケートにも、依頼文は必要です。

依頼文に下記の内容を記載しておくことで、印象の良いアンケートを作れます。

  • 依頼者は何者か
  • アンケートの使用目的
  • 設問数、回答にかかる時間
  • 第三者への開示はしない旨
  • (あれば)報酬を明記する

アンケートの依頼文は、回答率にも大きく影響します。

依頼文を書く時のポイントや回答率を上げるコツは、下記の記事で詳しく解説しています。依頼文について詳しく知りたい方は、ぜひご一読ください。

ステップ5.アンケート結果を集計・分析する

アンケートの結果が集まったら、集計・分析を実施していきましょう。

アンケート集計の主な方法は表のとおりです。

集計方法概要
単純集計
  • もっとも基本的な集計方法
  • シンプルでわかりやすい
  • 全体像の把握に向いている
クロス集計
  • 年齢・性別・居住地など複数要素をかけ合わせる集計方法
  • さまざまな視点からデータを分析できる
  • 単純集計で出た数値の深掘りに向いている
自由記述集計
  • 回答の選択肢がない集計方法
  • 「言葉」「数値」に関する自由な意見が集まる
  • 選択肢のない自由な回答がほしい時に向いている

アンケートの分析方法は、主に以下のとおりです。

分析方法概要
クラスター分析
  • 大きな集団から似ている者同士をグルーピングして分析
  • 顧客層の特性や、店舗の取扱商品構成などの分析に向いている
アソシエーション分析
  • 複数あるデータ同士の関連度を分析
  • 「〇〇を買ったら△△も買う場合が多い」など購買分析に向いている
決定木分析
  • ひとつの回答結果に対して、関連度の強い項目から分岐して分析
  • ターゲット選別や購入者の予測分析に向いている

アンケートの分析は、基本的に「クロス集計」がおすすめです。なぜなら、年齢・性別・居住地などの細かい情報の分析が可能で、調査結果をわかりやすく可視化できるからです。

アンケート結果の集計・分析について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

ステップ6.アンケート回答にお礼メールをする

最後は、アンケートに回答してくれた人にお礼のメールを送りましょう。

アンケート実施後にお礼メールを送ることで、アンケート依頼者はもちろん、企業全体の印象向上も期待できます。

「お礼の言葉」と「アンケート内容の活用方法」がないお礼メールは気持ちが伝わりにくいので、この2点は必ず記載しましょう。

アンケートのお礼は、メール以外にも手紙や品物で伝えることもできます。アンケート後のお礼について詳しく知りたい場合は、以下の記事もあわせてご一読ください。

ここまではアンケートに必要なステップを紹介しましたが、アンケートは販促に活かさないと意味がありません。ここからは、アンケートを販促に活かすポイントを紹介します。

アンケートを販促に活かす3つのポイント

アンケートを販促に活かす3つのポイント

アンケートを販促に活かすためのポイントは3つあります。

アンケートを販促に活かす3つのポイント

  1. 顧客行動・心理を把握する
  2. 商品・サービスの強みを把握する
  3. ターゲット顧客とのズレを検証する

以下で詳しく説明していきます。

ポイント1.顧客行動・心理を把握する

アンケートにおける以下の回答からは、顧客行動・心理がわかります。

  • 商品を知ったきっかけ
  • 購入した理由
  • 購入した媒体など

アンケート結果をもとにした顧客の「行動」や「心理」を把握すると、商品を選ぶ「理由」や「きっかけ」がわかります。

よって、商品を選んだ理由やきっかけに対する的確な販促が可能です。

顧客行動・心理を把握した例

購入理由:インスタグラマーの〇〇が使用していたから購入した

  1. ターゲット顧客はインスタグラマー
  2. 〇〇を参考にしていることが判明
  3. 〇〇と同じ属性の〇〇にも商品も紹介してもらう

購入場所と媒体:通勤途中にネットで購入

  1. 通勤中のながら時間でネットサーフィンしていることが判明
  2. メルマガを通勤時間に合わせて配信

ポイント2.商品・サービスの強みを把握する

下記のような回答からは、商品やサービスの強みが見えてきます。

  • 商品を選んだ理由
  • その商品の好きなポイント
  • リピートしている理由

自社の商品やサービスの強みを知ることで、顧客が満足しているポイントが把握できるため、より効果的な販促が可能です。

商品・サービスの強みを把握して落とし込んだ例

商品を選んだ理由:見た目がおしゃれでかわいかったから

  1. 商品の見た目に惹かれて選択したことが判明
  2. Instagramの投稿を、商品の見た目に合わせたカラーやグラフィックでかわいく作り込む

ポイント3.ターゲット顧客と販促のずれを検証する

アンケートを実施したことで「ターゲットとしている顧客への販促がずれている」とわかることがあります。

その時は、アンケートの結果を検証した上で「販促の再検討」が必要です。

ターゲット顧客と販促のずれを修正した例

検討事項:10代女性に向けてInstagramでの広告配信

  1. アンケートの結果、10代女性はInstagramよりTikTokを利用していることが判明
  2. より成果が得られそうなTikTokを使った販促に変更

アンケートの回答率を高めるには謝礼がおすすめ

そもそも、アンケートを実施しても回答してもらえないことに悩んでいる方もいるのではないでしょうか?

回答率を高めるひとつの手段として、アンケート回答者に謝礼を用意する方法がおすすめです。

例えば、「デジコ」ならアンケートの謝礼としてデジタルギフトを用意できます。

ユーザーが「自分で選べるタイプ」のデジタルギフトを6,000種類以上用意しているため、回答率の向上が見込めます。

デジコの概要や導入事例などについて詳しく知りたい方に向けて、無料で資料を配布しております。下のボタンからお気軽にダウンロードしてみてください。

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まとめ:販促を活かすためにはアンケートが重要

販促を活かすためにはアンケートが重要

販促を活かすために、アンケートは非常に重要です。

アンケートを実施することで、顧客の心理や商品・サービスの強みがわかり、より顧客にあった販促ができるようになるからです。

販促を効果的におこなうためにも、アンケートを上手に活用していきましょう。

この記事を書いた人

東村龍樹

株式会社DIGITALIO 販促DX事業本部 本部長。日本インターネットポイント協議会(JIPC)のラーニング&ネットワーキング委員としても活動中。現在は、ポイントメディアの知見を活かして、販促DX事業本部にてデジタルギフトサービス「デジコ」の責任者を務めています。