【2025年最新版】販促キャンペーンと企画アイデア事例24選&施策案の企画で重要な4つのポイント
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【2025年最新版】販促キャンペーンと企画アイデア事例24選&施策案の企画で重要な4つのポイント

「販促キャンペーンにはどのような事例があるのか知りたい」
「ありきたりな施策ばかりで、インパクトのある企画が浮かばない」
とお悩みの方もいるのではないでしょうか?

ユーザーの興味を引く企画は、ユーザーから「見てもらえる確率」や「参加してもらえる確率」が高くなるため、 キャンペーンの成功に直結する重要な要素です。

そこでこの記事では、実際におこなわれた販促キャンペーンの中から、厳選した24の事例を紹介します。

キャンペーン企画アイデアの作り方のコツや、企画時に押さえておきたい4つのポイントも併せて解説しますので、企画のヒントや切り口を見つけるきっかけとしてご活用ください。

販促キャンペーンに関する知識を持った上で紹介する事例をご覧いただけると、知識と事例を関連付けることができ、より理解が深まります。

当サイトでは、販促キャンペーンの基本知識や実施手順をまとめた資料を無料で配布しています。

「知識を深め、販促キャンペーンを成功させたい」とお考えの方は、ぜひ以下の資料をご覧ください。

販促キャンペーンとは?キャンペーンと施策の違い

販促キャンペーンとは、販促ツールやアイテムを活用して、以下のような目的を達成するために実施されるプロモーション施策のひとつです。

  • ブランドの認知度向上
  • 新規顧客の増加
  • リピート顧客の増加
  • 自社商品・サービスの売上向上

そもそも「施策」とは、マーケティングや営業活動における具体的な取り組み全般を指します。

そのなかでも「キャンペーン」は、特定のターゲットやゴールを定めたうえで、一定期間実施される施策です。

期間や目的が明確に設定されているため、「目的達成に向けた戦略を立てやすく、狙った成果を上げやすい」というメリットがあります。

次の章では、販促キャンペーンを実施する4つの目的について詳しく解説します。

販促キャンペーンを実施する4つの目的

販促キャンペーンを実施する主な目的は、以下の4つです。

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.ブランドの認知度向上

商品やサービスの売上を伸ばすには、まずターゲットに「存在を知ってもらう」ことが不可欠です。

販促キャンペーンに多くの人が参加したり情報拡散したりすることで、ブランドをより大勢の人に知ってもらえるようになります。

なかでもSNSを活用した「ハッシュタグキャンペーン」や「フォロー&リポストキャンペーン」などの参加型企画は、投稿がSNSで拡散されるため認知度向上につながりやすく、効果的です。

リポスト機能があるXでは、参加してくれたユーザーの声を企業アカウントでリポストすることで、「第三者のリアルな声」として信頼感を演出でき、ポジティブなブランドイメージも発信できます。

近年では、Instagramのリール動画やLINE VOOMといったショート動画プラットフォームを活用し、認知度を拡大する取り組みも増えています。

以下の記事では、効果的な販促施策や企業の成功事例を紹介していますので、関心のある方はご覧ください。

2.新規顧客の増加

2つ目の目的は、新規顧客の増加です。

これまで接点がなかった新たな顧客にアプローチできるという意味でも、販促キャンペーンは有効な施策です。

新規顧客増加の施策例

  • 無料体験
  • サンプリング
  • 割引
  • セール など

このように「消費者がお得に感じる販促キャンペーン」は、新規顧客の増加が期待できます。

また、販促キャンペーンを展開することで、競合商品を使っていた顧客がブランドスイッチするきっかけにもなります。

3.リピート顧客の増加

販促キャンペーンは、リピート顧客の増加も期待できます。

クーポンの配布やポイントアップキャンペーンなど、「また使ってみたい」と思ってもらえるような施策を打つことで、既存顧客の再購入や再来店の促進が可能です。

マーケティング業界では「売上の8割は2割のリピーターが支えている」ともいわれるほど、リピーターは企業の売上や経営の安定に大きく影響する存在です。

そのため、リピートにつながる仕組みをあらかじめ設計しておくことも、販促施策を成功させるポイントのひとつです。

リピート顧客増加の施策例

  • 初回購入後すぐに使えるクーポンを発行
  • 2回目の購入でポイント還元率をアップ
  • LINE公式アカウントで継続的にキャンペーン情報を配信し、再来店や再購入を促す など

一度きりの利用で終わらせず、「もう一度利用したい」と思ってもらえるような接点を用意しておくことが、リピート顧客の獲得につながります。

4.自社商品・サービスの売上向上

4つ目の目的は、自社商品・サービスの売上向上です。

購入を迷っていた消費者が、キャンペーンをきっかけに購入を決断するケースも多く、実際に売上へ直結する効果が期待できます。

例えば、「気になっていたけど購入には至らなかった」という消費者が、次のような販促施策をきっかけに一歩を踏み出すことがあります。

自社商品・サービスの売上向上施策例

  • 限定価格のセール
  • 今だけポイントアップ
  • 「先着〇名様プレゼント」などの特典付き購入 など

このように、行動を後押しするきっかけを設計しておくことで、購入促進につながる可能性が高まります。

販促キャンペーンにはさまざまな手法がありますが、重要なのは目的に応じた適切な方法を選ぶことです。

「認知拡大にはマス広告」など、目的別に12種類の販促手法を紹介している以下の記事では、自社に合った施策を見つけるヒントが得られます。

販促手法に迷った方は、ぜひ参考にしてください。

それでは実際に成功した販促キャンペーンにはどのようなものがあるのでしょうか。

次の章では、販促キャンペーンの種類と事例を紹介します。

成功した販促キャンペーンの種類と事例24選

成功した販促キャンペーンごとに、事例をみていきましょう。

1.SNSを活用した「フォロワー」限定型

「フォロワー限定キャンペーン」とは、キャンペーン用アカウントや公式アカウントをフォローし、投稿をリポストすることで参加できるキャンペーンです。

限定アイテムや自社商品が当たる抽選を開催することで、フォロワー獲得や自社の認知度向上を狙えるメリットがあります。

キャンペーン終了後も、自社アカウントが発信する情報や新たなキャンペーンをユーザーに伝えていくことが可能です。

1-1.7日間で新規フォロワー1.7万超、X(旧:Twitter)トレンド入りを実現

株式会社モバイルファクトリー様のソーシャルゲームアプリ「ステーションメモリーズ!」の事例です。

7周年キャンペーンの一つとして、デジタルギフトを777名にプレゼントするXフォロー&リポストキャンペーンを実施しました。

キャンペーン開始から1週間でフォロワーが1.7万人超え、Xのトレンド入りも達成し、タイトル認知と新規ユーザー獲得に成功しました。

参考:Twitterフォロワー1.7万増!インスタントウィン活用で大規模キャンペーンも実施可能に

1-2.フォロー&リポストキャンペーンで約3万件の投稿を獲得

ピザーラ公式Xアカウントが、2025年春に実施したフォロー&リポストキャンペーンの事例です。

このキャンペーンでは、最大1万円分のネットクーポンを抽選で380名にプレゼントしました。

さらに、「#ピザーラ創業祭」のハッシュタグを付けて、新年度にやりたいことや抱負を引用リポストしたユーザーには、1,000円分のネットクーポンが当たる抽選にも参加できる内容でした。

このキャンペーンでは、リポストと引用リポストを合わせて約3万件の投稿が集まり、大きな反響を呼びました。

1-3.フォロー&リポストとコラボイベントの合同キャンペーンで2.7万リポスト

スシロー公式Xアカウントが継続的に実施している、フォロー&いいね&リポストキャンペーンの事例です。

キャンペーン期間中は、スシロー店舗で「ノラネコぐんだん」とのコラボ商品が販売されていました。

抽選で20名に1万円分のスシローお食事券が当たるという内容で、2.7万件を超えるリポストを集めました。

Xでのキャンペーンの方法やポイントを知りたい場合は、「X(旧:Twitter)を活用した販促事例5選&集客を成功させる3つのポイント」を参考にしてください。

2.ユーザーによるのタグ付け投稿型

「タグ付け投稿キャンペーン」とは、特定のハッシュタグを付けて投稿することで参加できるキャンペーンです。

ユーザーにハッシュタグを付けた投稿を促すだけで開催できるため、簡単に企業キャンペーンをおこなえるのがメリットです。

「フォロワー限定キャンペーン」と並び、こちらも販促イベントとして頻繁に採用されています。

2-1.毎週抽選を実施し1ヵ月にわたるアクティブなキャンペーンを実現

出典:ミニッツメイド

ミニッツメイド公式Instagramアカウントで実施された、フォロー&ハッシュタグキャンペーンの事例です。

参加者が新商品の写真とハッシュタグを付けて投稿することで、商品の認知拡大を図りました。

当選者には、SNS映えする可愛いスイーツやドリンクチケットが贈られ、毎週抽選を実施する形式で、1ヵ月にわたって継続的な投稿を促しています。

2-2.ストーリーづくりを意識したキャンペーンで参加者は前年比の1.2倍に

「きのこの山とたけのこの里のどちらが好きか。」という長年の話題性を活かし、明治はXでキャンペーンを展開しました。

「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙」というテーマのもと、特設WebサイトやSNSから投票できる形式で、2年連続で開催された人気企画です。

2年目には、ポストと同時にプレゼントに応募できる仕組みを導入した結果、約1,000万票を集めました。

また、ブランド誕生50周年を迎える2025年には、「きのこの山 vs たけのこの里」のグローバル総選挙を実施することも発表されており、今後の展開にも注目が集まっています。

2-3.ブランドへの愛着とInstagramをかけ合わせたキャンペーンで6万投稿以上

出典:Calbee


株式会社カルビーが東京カメラ部とのタイアップ企画として実施した、堅あげポテト30周年記念キャンペーンの事例です。

「ニッポンの夏休み」「大人の一人時間」「堅あげポテトが食べたくなるシーン」などをテーマにしたフォトコンテスト形式のキャンペーンで、商品のある日常を切り取った投稿を促し、購入への関心を高めました。

堅あげポテトの詰め合わせに加え、1万円分の旅行券やAmazonギフトカードなど、豪華賞品も用意されたことが参加意欲を後押ししました。

旅行券やAmazonギフトカードの他にも、さまざまなデジタルギフトが人気です。

「キャンペーンでどのようなデジタルギフトを選ぶか迷う」と感じる方は、導入実績が1,000社以上あるデジタルギフトサービス「デジコ」まで、お気軽にご相談ください。

3.人気の作品・キャラクターとのコラボ

「コラボキャンペーン」とは、話題の作品やキャラクターと自社商品・サービスをコラボし、双方のファンを集客するキャンペーン手法です。

作品・キャラクターのファンに対して、自社を認知してもらうことが目的になります。

そのため、コラボ対象のファン層が自社商品・サービスとマッチしているのか、事前に確認することが大切です。

3-1.大ヒット作品のフィギュアが当たるキャンペーンで商品の購入やゲーム利用を促進

出典:GiGO

株式会社GENDA GiGO EntertainmentとTVアニメ「僕のヒーローアカデミア」がコラボした事例です。

劇場版「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト」の公開にあわせて、キャンペーンを実施しました。

このキャンペーンは、参加者がクレーンゲームに挑戦することで、限定フィギュアや缶バッチが当たるという内容でした。

さらに、系列のたい焼き店ではキャラクターの形をしたたい焼きを販売し、購入者にはアクリルチャームをプレゼントするなど、作品ファンの購買意欲を高める施策がおこなわれました。

3-2.人気キャラクターと東京土産の定番商品コラボで認知度向上を狙う

東京ばな奈公式Xアカウントが、ポケットモンスターのピカチュウとコラボしたキャンペーンの事例です。

アカウントをフォローし、指定のハッシュタグを付けて引用リポストすると、ピカチュウの抱き枕が当たる内容でした。

キャンペーンでは2.7万件を超える引用リポストが集まり、当選者が届いた賞品をXに投稿したことで、さらに話題が広がり、認知度の向上にもつながりました。

3-3.人気キャラクターとのコラボデザインボトルと豪華グッズプレゼントで購買を促進

出典:コカ・コーラ

日本コカ・コーラ株式会社のジョージアと週刊ヤングジャンプがコラボしたキャンペーンの事例です。

週刊ヤングジャンプの創刊45周年を記念し、人気作品のキャラクター22人が登場する名シーンをデザインしたコラボ缶を発売しました。

さらに、缶に記載された2次元コードを読み取り、ポイントを貯めることで、コラボ限定グッズへの応募が可能になる仕組みも用意されました。

複数の人気作品のファン層を巻き込みながら、商品の購買促進につなげたキャンペーンです。

4.商品の購入数に応じた懸賞・プレゼント

「懸賞・プレゼントキャンペーン」とは、商品を購入することでポイントが貯まったり、購入金額に応じて参加できたりするタイプの販促キャンペーンです。

例えば、以下のような仕組みで参加者を募ります。

  • 特定の商品を購入した際のレシート
  • 商品に付属したシール

ユーザーにとって魅力的な賞品や景品を用意することで、新規顧客の獲得だけでなく、リピーターの増加も期待できます。

4-1.知名度の高いキャンペーンと「必ずもらえる」ギフトで幅広いターゲット層にリーチ

ヤマザキパンが毎年実施している「春のパンまつり」は、2025年で第45回を迎えます。

対象商品のパッケージにはポイント付きのシールが付属しており、専用の台紙に貼って規定のポイントを貯めることで、誰でも景品と交換できる仕組みです。

初回から一貫してフランス製の白い皿をプレゼントしており、「ポイントを集めれば必ずもらえる」という安心感があります。

そのため、幅広い層に長年支持されている人気キャンペーンとなっています。

4-2.「応募者全員にプレゼント」でゲーム参加の継続につなげる

ちいかわの公式アプリ「ちいかわぽけっと」のリリースを記念して実施されたキャンペーンの事例です。

このキャンペーンでは、公式Xアカウントをフォローし、対象投稿をリポストしたユーザー全員に、ゲーム内アイテムと交換できるシリアルコードをプレゼントしました。

その結果リポストは3.2万件を超え、多くのユーザー獲得とアプリの認知拡大に成功しました。

4-3.購入商品についているポイントを集め「必ずもらえる」ギフトで継続購入を促進

出典:伊藤園

株式会社伊藤園が実施している、対象の茶葉製品を購入で応募できるキャンペーンです。

パッケージに付いたポイントを集めることで、急須・湯呑み・マグカップなどの景品が必ずもらえます。

景品はすべてお茶のある暮らしに関連した実用的なアイテムで、「またお茶を飲みたい」という気持ちを喚起し、継続購入を促す設計になっています。

茶葉の購入ペースに合わせ、キャンペーン期間を約10ヵ月と長く設定することで、無理なく参加できる仕組みです。

5.QRコード

「QRコードキャンペーン」とは、店頭や商品に記載されたQRコードを読み取ることで参加できるキャンペーンです。

スマートフォン普及率の高い現代において、気軽に参加できるQRコードキャンペーンもおすすめの販促手法のひとつとなっています。

5-1.QRコードを活かした飲料メーカーとファッションブランドのコラボキャンペーン

出典:サントリー

サントリーホールディングス株式会社が実施したのは、「Touch! SUNTORY」対応自動販売機を活用したキャンペーンです。

参加者は、自販機に設置されたQRコードを読み取り、対象商品のバーコードを登録することで応募できます。

景品には、コロンビア・ピクチャーズの100周年を記念した限定Tシャツが用意され、2,400名にプレゼントされました。

映画ファンをターゲットに据えた販促施策として、自販機の利用促進と商品の購入を自然に後押しする内容でした。

5-2.QRコードとAR機能を組み合わせた季節限定の販促キャンペーン

スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社が実施した、AR(拡張現実)を活用したキャンペーンの事例です。

2025年のSAKURAシーズンにあわせて、スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社ではARを活用したキャンペーンを実施しました。

店内ポスターや商品パッケージに掲示されたQRコードを読み取ると、公式キャラクター「ベアリスタ」が踊るARコンテンツを体験できる仕組みです。

AR体験はアプリ不要で、気軽に楽しめる点も特徴です。

来店促進に加えて、SNSでのシェアも促す施策として展開されました。

5-3.QRコードと人気キャラクターのコラボキャンペーン

出典:DyDo

ダイドードリンコ株式会社は、QRコード付きの対象商品を購入することで抽選に応募できるキャンペーンを実施しました。

対象商品を3本購入すると、リカちゃん人形とオリジナルステッカーのセットが当たる抽選に参加でき、さらに落選者にはQUOカードが当たるWチャンスも用意されていました。

リカちゃんファンだけでなく、QUOカードを景品に加えることで、より多くの人の参加を促した事例です。

販促キャンペーンの景品として活用しやすいのが、幅広いターゲットに対応でき、在庫管理や配送の手間もかからない「デジタルギフト」です。

なかでも、約6,000種類以上の交換先から自由に選べる「デジコ」は、参加者の満足度を高めつつ、運用コストの最適化にもつながる選択肢として注目されています。

「まずは基本から知りたい」「どのようなキャンペーンに向いているのか確認したい」

そのような方に向けてデジコの導入ステップや活用例をまとめた資料をご用意していますので、ぜひ以下よりご覧ください。

6.季節のイベント

季節のイベントを利用したキャンペーンは集客に欠かせません。

季節にあわせてキャンペーンを打つことで消費者の関心を引き付けられます。

さらに毎年の実施が可能のため、売上予測がしやすく、予算計画も立てやすくなるのが魅力です。

6-1.お正月におみくじ企画を開催。5.4万リポストを実現

株式会社メルカリのXアカウントでおこなわれたお正月キャンペーン事例です。

公式アカウントをフォロー・対象ツイートをリポストするだけで、「メルカリみくじ」というおみくじ結果が返ってきます。

さらに、抽選で豪華賞品やメルカリポイントがもらえるというお正月ならではの華やかな企画です。

「おみくじの結果を知りたい」「結果を自分のフォロワーに見せて話のネタにしたい」というニーズにマッチし、結果的に5.4万リポストを集めました。

6-2.ハッシュタグ投稿で当選確率アップ!新生活を盛り上げる応援キャンペーン

セカンドストリート公式Xアカウントでは、フォロー&リポストキャンペーンを実施しました。

選べるe-GIFT3,000円分を抽選で10名にプレゼントする内容で、「#新生活に欲しいもの」のハッシュタグをつけて投稿すると、当選確率がアップする仕組みでした。

このキャンペーンは、新生活に向けて欲しいアイテムを考えるきっかけとなり、参加者の購買意欲を高める効果がありました。

他のユーザーの投稿を見た人の関心も引きやすく、企業側にとっては生活者のニーズを把握する手がかりにもなった事例です。

6-3.毎年恒例のバレンタインコラボ実施で話題性アップ

株式会社ロッテと「ちいかわ」が、バレンタインシーズンにあわせて実施したコラボキャンペーンの事例です。

毎年恒例となっているこのキャンペーンは第3弾となり、今回はロッテのお菓子やアイスを500円以上(税込)購入した方を対象に、抽選で500名にちいかわのオリジナルグッズをプレゼントしました。

ロッテ公式Xアカウントでの告知には3.3万件以上の「いいね」が集まり、ちいかわとのコラボによる注目度の高さがうかがえます。

7.自社・アカウントオリジナル記念日

自社オリジナル記念日を作り、販促を展開しているキャンペーンは、他社と時期がかぶらないメリットがあります。

自社オリジナル記念日の具体例とは以下のとおりです。

記念日の例

  • 新商品発売記念
  • 創業◯周年記念
  • SNSアカウント開設◯周年記念
  • 会員(フォロワー)◯人達成ありがとうキャンペーン
  • 商品名との語呂を合わせた記念日

日付を商品名とかけあわせるなど、商品に絡んだキャンペーンをおこなえばブランド認知度アップへとつながります。

7-1.新商品発売を記念したプレゼントキャンペーン

オリジナル企画事例として、日本ハムグループの公式Xアカウントがおこなった新商品発売記念キャンペーンを紹介します。

Xの公式アカウントフォロー&対象投稿をリポストすると、「抽選で30名に新商品8種の詰め合わせセットが当たる」といったプレゼントキャンペーンです。

本キャンペーンは開催期間中、1人何回でも応募することができます。

それをふまえて、公式アカウントが締切日までの10日間毎日カウントダウン式で投稿した結果、多くの投稿がリポストされ、認知拡大へつながりました。

7-2.引用リポストで当選確率2倍!前向きになれる新生活応援キャンペーン

続いて紹介したいのは、商品の語呂に合わせた記念日の事例です。

機能性飲料である「ネスレミロ」は、3月6日を「ミロの日」とし、商品とノベルティのプレゼントキャンペーンを企画しています。

キャンペーンでは、時間限定でハッシュタグ「#ミロの日」をつけて投稿すると当選確率が6倍に上がる仕組みを採用し、1.4万リポストを獲得しました。

7-3.語呂合わせで人気商品を復興販売

出典:よーじや

株式会社よーじやは、語呂合わせから4月28日を「よーじやの日」と定め、以下のようなブランドの記念日キャンペーンを実施しました。

  • 鏡のなかに映るキャラクター「よじこ」がデザインされた限定セット
  • 顔サイズの特大あぶらとり紙の再販
  • 当日限定ステッカーの配布
  • 送料無料キャンペーン

ファンに向けた施策の展開は、既存ファンの継続購入を促すだけでなく「気になっていたけれど購入に至らなかった」という層へのアプローチとしても機能した事例です。

8.商品理解を深めるコンテスト型

コンテスト型キャンペーンとは、「クイズに答える」「テーマに合った動画を投稿する」など、フォロワーの積極的なアクションを求めるキャンペーンを指します。

具体的な企画例は以下です。

コンテスト型企画例

  • クイズ
  • 人気投票・総選挙
  • 写真投稿
  • モニター・アンバサダー

キャンペーンは通常、会社からフォロワーへの一方通行になりがちですが、コンテスト型にすることで 「○○に応募しました!」など自発的な投稿が拡散されやすく、認知拡大にも効果的です。

コミュニケーションを取ることで、フォロワーの継続利用や再利用を促せる期待も高められます。

8-1.SNS上で動画を投稿して参加するコンテスト型キャンペーン

出典:エジソンママ

ベビーグッズのブランド「エジソンママ」の動画投稿型キャンペーンを実施した事例です。

「商品を使ったオリジナルレシピ」や「お子様が商品を食べている様子」といった、商品テーマに沿った動画を募集しました。

動画募集など、投稿に時間がかかるものはユーザーにとってハードルが高いものです。

同社は少しでもユーザーが気軽にキャンペーンに参加できるよう、プレゼントには汎用性の高いデジタルギフトを採用するなど、さまざまなニーズに答えられるような工夫をしています。

結果、Instagramにはクオリティの高いレシピや赤ちゃんがおいしそうに食べる動画が投稿されました。

キャンペーンについて詳しい内容は、以下の記事をお読みください。

参考:ベビー用品のSNSキャンペーン施策、ギフトを送る側も受け取る側も簡単に

8-2.商品に関するクイズを取り入れたキャンペーン

続いて、サッポロビール株式会社がおこなったクイズを取り入れたキャンペーン事例を紹介します。

プレゼント応募条件が、投稿内の動画を見て用意された選択肢のなかから答えを選択し、引用リポストするタイプのキャンペーンです。

応募したいユーザーは、クイズに答えるため必然的に動画を観ることになります。

このように商品に関するクイズを取り入れたキャンペーンは、ゲーム感覚で楽しみながら参加でき商品訴求がしやすい魅力があります。

8-3.商品に関係する川柳をつけて引用リポスト

オキシクリーンの公式Xアカウントが実施した、川柳コンテスト形式のキャンペーン事例です。

アカウントをフォローのうえ、「大掃除あるある」をテーマにした川柳を引用リポストで投稿すると、大賞者には2万円相当の国産和牛カタログギフトが贈られるという内容でした。

600件を超える投稿が集まり、ユーザー参加型の企画として盛り上がりを見せ、ブランドの認知拡大にもつながりました。

この他にも、さまざまなキャンペーンが企画されています。おもしろい販促キャンペーンについて知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

とはいえ、「自社に合うキャンペーンの設計方法がわからない」「景品選びや配布方法に悩んでいる」といった声も多く聞かれます。

そのようなときにおすすめなのが、幅広い層に喜ばれ運用コストも抑えられる「デジタルギフト」の活用です。

キャンペーン施策に役立つデジタルギフトサービス「デジコ」の活用例や、導入ステップをまとめた資料をご用意しました。

直接話を聞いてみたいという場合には、無料相談もおこなっていますのでお気軽にお声がけください。

次の章では、販促キャンペーン企画をおこなう際のアイデアの作り方を2つ紹介します。

販促キャンペーンで企画アイデアの作るときのコツ2選

販促キャンペーンで企画アイデアを作るときのコツ2選

  1. 季節性・トレンドを取り入れる
  2. 狙うべきターゲットを明確にする

では、ひとつずつみていきましょう。

1.季節性・トレンドを取り入れる

まずは、季節性や世の中のトレンドに合った企画をおこなうことです。

例えば、以下のようなアイデアが挙げられます。

  • 猛暑が続く夏に、熱中症対策グッズをプレゼントする
  • 梅雨の季節に、室内で過ごせるゲームやエンタメをプレゼントする

このように、ユーザーの関心が高い季節感のある企画やトレンドを取り入れた企画は、注目を集めやすくなります。

下記に季節のイベント一覧をまとめました。

<季節のイベント例>

イベント・記念日キャンペーン例
1月お正月・成人の日お年玉キャンペーン・新春大売り出し
2月節分・バレンタインデーバレンタインキャンペーン
3月ひなまつり・ホワイトデー・卒業入園・入学準備フェア
4月入園・入学・新年度新生活応援キャンペーン・お花見キャンペーン
5月ゴールデンウィーク・母の日こどもの日・母の日キャンペーン
6月父の日梅雨を吹き飛ばせキャンペーン
7月七夕・海の日・夏休み夏休みキャンペーン
8月夏休み・山の日夏祭り・猛暑応援
9月シルバーウィーク・敬老の日秋の大感謝祭・敬老の日キャンペーン
10月スポーツの日・ハロウィントリックオアトリートキャンペーン
11月文化の日・勤労感謝の日・七五三ブラックフライデー
12月クリスマス・年末年末大感謝祭

このようにイベントを活用し、顧客の行動を一歩先読みして、需要が高まる商品やサービスに注目し、時期に合わせたキャンペーンを企画しましょう。

2.狙うべきターゲットを明確にする

効果的なキャンペーンを企画するには、まず自社の顧客となり得るターゲットを明確にする必要があります。

ターゲットが曖昧なままでは、宣伝するSNSの選定や景品の選定などの適切な判断ができません。

具体的なターゲットの一例として、以下のようなイメージが挙げられます。

ターゲット層キャンペーンの例
子育て世代
  • 共働き・ワンオペ育児でも活用しやすい「時短」や「コスパ」を意識したキャンペーン
  • LINEで受け取れるデジタルギフトのキャンペーン
10代・20代
  • SNSでシェアしたくなる推し活・診断・映えるコラボ系キャンペーン

狙うべきメインターゲットを定めれば「どのメディアでどのような企画をすれば刺さるのか」が格段に考えやすくなります。

キャンペーン企画の進め方については、以下の記事を併せてお読みください。

「おもしろいアイデアは出たけれど、参加者が集まらなかった」
「SNSで話題にしたかったのに、反応が薄かった」

販促キャンペーンでは、企画の段階での少しの判断ミスが、このように成果に大きく影響するケースも少なくありません。

そこでここからは、販促キャンペーンの施策案を企画する際に気をつけたいポイントを紹介します。

販促キャンペーンの企画で気をつける4つのポイント

どれも大切なポイントなので、それぞれの詳細をみていきましょう。

1.期間限定のキャンペーンをおこなう

1つ目のポイントは、期間限定のキャンペーンをおこなうことです。

ユーザーに「今しか参加できない」と感じてもらうことで、参加へのハードルを下げ、行動を促す効果が期待できます。

特にSNSキャンペーンでは、投稿直後の初動が拡散に大きく影響するため、短期間で集中的に盛り上げる設計が成果につながりやすい傾向にあります。

近年は、以下のように期間や条件だけでなく、シチュエーションを限定する手法も効果的です。

期間限定のキャンペーン例

  • ○月○日 23:59まで
  • 夏季限定セール
  • 新生活応援キャンペーン
  • 今だけ!LINE友だち限定
  • 先着100名限定プレゼント
  • ○日間限定のRTで当選確率UP など

このように、「期間」「数量」「対象者」などをあえて制限することで、ユーザーの「今すぐ参加しよう」という心理を引き出しやすくなります。

2.顧客に商品を体験してもらう

商品やサービスを実際に「体験」してもらう仕組みを取り入れることも、大切なポイントです。

体験を通じて「使ってみて良かった」「試して納得した」と感じてもらえれば、購入意欲の向上やロイヤルティ強化につながります。

商品が体験できる例

  • SNSで応募できるモニターキャンペーン(当選者が使用感を投稿)
  • LINE連携によるサンプルクーポン配布(店舗で引き換え)
  • レビュー投稿と引き換えに次回使えるクーポンを配布

既存顧客に対して、関連商品やアップグレード商品のサンプルを届ける施策も効果的です。

「いつもの商品に+αの価値がある」と実感してもらえれば、クロスセルやアップセルのきっかけにもなります。

このように、実際に使ってもらうことで自分ごと化が進み、自然なかたちでファンになってもらうことができます。

3.定期的なキャンペーンでリピーターを増やす

3つ目のポイントは、キャンペーンを一度きりで終わらせず、定期的に実施することです。

繰り返しキャンペーンをおこなうことで、ユーザーにとっては「また参加できるかも」「次回は当たるかもしれない」といった期待感が生まれ、アカウントをフォローし続ける動機づけになります。

特にXやInstagramのようなSNSでは、定期的な情報発信がないと、自然とフォローを外されるケースも多いため、継続的な接点づくりが欠かせません。

定期的なキャンペーン例

  • 「毎月○日は○○の日」キャンペーン(例:〇〇デー限定プレゼント)
  • 「春夏秋冬でテーマを変える」季節連動キャンペーン
  • 「フォロワー限定」毎週プレゼントキャンペーン

このように、習慣的にユーザーと接点を持つことで、ブランドへの信頼感や親しみが高まり、リピーターの獲得やファン化にもつながります。

4.効果測定をおこなう

最後のポイントは、キャンペーン実施後の効果測定を必ずおこなうことです。

実施して終わりにせず、参加数・リーチ・売上・SNSでの反応などを分析することで、「何が良かったのか」「どこを改善すべきか」が明確になります。

こうした振り返りは、次回以降の企画をより効果的に進めるための重要なステップです。

実際の効果測定方法については、以下の記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

販促キャンペーンを多くのユーザーに届けるためには、参加者にとって魅力的な景品を選ぶことも大切です。

特に、在庫管理や発送の手間がなく、すぐに使えて満足度も高い「デジタルギフト」は、運用面・コスト面の両方でバランスが取れた選択肢として注目されています。

次の章では、デジタルギフトの活用について詳しく解説していきます。

販促キャンペーンには導入が簡単なデジタルギフトがおすすめ

販促キャンペーンをより多くのユーザーへリーチするには、ニーズの高い販促品を選ぶことが重要です。

販促品のなかでもおすすめなのは、在庫管理や商品発送の手間がいらないデジタルギフトです。

豊富な種類のなかからユーザーの好きなアイテムを選べるデジタルギフトなら、以下のような工数やコストの削減も期待できます。

  • ターゲット層にあわせてアイテムを変える
  • 販促品の種類別に業者を探す

販促はもちろん「アンケート回答の謝礼」「SNSキャンペーンの景品」「社内インセンティブ・福利厚生」と実は幅広く利用ができるのが、デジタルギフトです。

デジタルギフトの活用事例や導入メリットは以下の記事で詳しく解説しているので、興味があればぜひご一読ください。

デジタルギフトのなかでも、法人専用のデジタルギフトサービス「デジコ」は、販促キャンペーンでも注目されています。

次の章では法人専用の「デジコ」について紹介します。

販促キャンペーンに強いデジタルギフト「デジコ」

販促キャンペーンの景品として活用しやすい「デジタルギフト」のなかで、おすすめなのが「デジコ」です。

デジコは、約6,000種類以上の交換先から参加者が好きなギフトを自由に選べるので、謝礼のミスマッチが起こりません。

法人専用のサービスなので、API連携を活用したギフトの自動発券など、企業側の運用コストや手間を抑えられる機能がそろっています。

ギフトの受け取りにアプリのダウンロードや会員登録も不要なので、キャンペーン参加者に余計な負担をかけずスムーズに受け取ってもらえるのも強みです。

ユーザーの満足度を高めつつキャンペーン運用の効率化も期待できるデジコは、無料相談も実施しています。

「どのようなキャンペーンに使えるのかまず話を聞いてみたい」「自社に合った活用方法を知りたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

即日納品(発注から2時間以内に発券)!導入までのステップ

デジコ導入までの4ステップ

  1. 申し込みフォームに記入(所要時間:5分)
  2. カンタンな審査(所要時間:最短当日)
  3. 管理画面の設定(所要時間:最短当日~翌営業日)
  4. デジコ発券で納品完了(所要時間:1~2時間)

デジコは、導入後即日納品(発注から2時間以内に発券)が可能なので、スピーディーな販促キャンペーンができます。

また1円単位でギフトを発行できるため、「777円」など柔軟な景品設定が可能となり、小規模なアンケートや低予算のプロジェクトにも最適です。

導入のしやすさや柔軟なギフト設計、スピード感のある運用ができる点から、1,000以上の企業がデジコを導入しています。

「デジコがどのようなシーンで使われているのか知りたい」などデジコの詳細が知りたい方は、以下よりサービス資料をダウンロードのうえご確認ください。

まとめ:成功事例を参考に販促キャンペーンを成功させよう

販促キャンペーンは、ブランドの認知度向上などの目的を達成するために実施されるプロモーション施策のひとつです。

ぜひこの記事で紹介した事例やノウハウを、自社の販促キャンペーンに役立てていただけたらと思います。

キャンペーンの成功には、販促の目的にあった企画を選ぶこととあわせて、キャンペーンに参加したくなるような魅力的な景品の用意も重要です。

とはいえ、「どのような景品を用意すれば、喜ばれるかわからない」「キャンペーンで使用する景品の発送や管理の手間を削減したい」と悩む方も多いのではないでしょうか。

そのようなときにおすすめなのが、在庫管理や配送の手間を省きつつ、幅広いユーザーに喜ばれるデジタルギフトです。

デジタルギフトのなかでもおすすめなのは、キャンペーン運用の効率化を助けるような仕組みがある「デジコ」です。

法人専用のデジタルギフトサービス・デジコなら、無料API連携で発券の自動化が利用でき、景品の配布にかかるコストが削減できます。

約6,000種類以上のギフトから参加者が好きなものを選べるデジコの詳細は、以下のサービス資料でご覧ください。

この記事を書いた人

東村龍樹

東村龍樹

株式会社DIGITALIO 販促DX事業本部 本部長。日本インターネットポイント協議会(JIPC)のラーニング&ネットワーキング委員としても活動中。現在は、ポイントメディアの知見を活かして、販促DX事業本部にてデジタルギフトサービス「デジコ」の責任者を務めています。