「アンケートの景品は何が良いのだろう?」と悩むことはありませんか?
アンケートで使われる景品は、金銭的インセンティブと非金銭的インセンティブの2種類があります。
それぞれの特徴を理解して、ターゲットにあった景品を選ぶことが重要です。
この記事では、アンケートの景品に関する以下の内容を紹介します。
アンケートの景品で失敗しない3つのコツも紹介しますので、ぜひ最後までご一読ください。
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目次
種類 | 例 |
---|---|
金銭的インセンティブ |
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非金銭的インセンティブ |
|
アンケートの景品は、大きく上記の2種類に分かれます。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
金銭的インセンティブの例
金銭的インセンティブは使い道が幅広く、受け取る側が使いやすい点がメリットです。
在庫管理や発送の手間が不要なことから、企業側としてもアンケートへの謝礼に導入しやすいという特徴があります。
一方で金額が高いと予算も増えるため、ほど良い金額を設定することがポイントです。
なお、アンケートで配布するインセンティブの種類や相場は下記の記事で詳しく紹介していますので、関心のある方はご参照ください。
非金銭的インセンティブの例
非金銭的インセンティブは、賞品や利用券など金銭ではないインセンティブです。
非金銭的インセンティブとしてオリジナルグッズを用意すると、企業の独自性を出せます。
一方で、ニーズを外した景品の場合、ターゲットに喜んでもらえません。
そのため、魅力的なインセンティブにするための品物選びがポイントになります。
なお、金銭的インセンティブや非金銭的インセンティブは、お礼の言葉を添えて贈ると企業のイメージアップに効果的です。
次の記事では、アンケート回答へのお礼メール・お礼状に含めるべき内容や例文を紹介していますので、よろしければご覧ください。
アンケートを「景品あり」にする2つのメリット
アンケートを「景品あり」にすることで、上記2つのメリットが得られます。
どういうことか、詳しく見ていきましょう。
アンケートの回答率を高めるためには、アンケートに協力するメリットを伝えることがポイントです。
例えば、アンケートの依頼文に「景品あり」と添えることで、回答するか迷っている人が協力する動機付けになります。
つまり、謝礼をきっかけに回答者を確保しやすくなるのです。
アンケートは、ある程度の回答数が集まったほうが信頼性が上がります。
そのようななか、景品を用意することで、アンケート実施時に一定数以上の回答者を確保できる目処が立ちます。
なお、下記記事ではアンケートの回答率を上げる5つの方法や協力してもらうコツを紹介していますので、興味のある方はご参照ください。
集めたアンケートの回答は、その後に分析して役に立つ形にすることが重要です。
そのためには、有効な回答をできるだけ多く集めなければなりません。
前述したとおり、謝礼があると「アンケートに協力しよう」と思ってもらいやすくなります。
すなわち、有効な回答を得られる可能性が上がり、アンケートの信頼性向上に効果的です。
質の高いデータを集められれば、アンケート回収後にマーケティングなどで活用しやすくなります。
アンケートの景品で失敗しない3つのコツ
アンケートの景品で失敗しないコツは、上記の3つです。
現在は手軽にアンケートを実施できる時代ではあるものの、実施時は法律や個人情報保護の観点に留意する必要があります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
回答率を上げるためには、ターゲットに喜ばれる景品でなくてはなりません。
なぜなら、回答するメリットがイメージできないとアンケートに協力してもらいにくくなるからです。
特に、ノベルティなどを贈る際はターゲット層にあったものを選ぶことがポイントになります。
もし適した景品を選びきれない場合、現金やギフトカードのように使いやすいものを贈るのもおすすめです。
「顧客を誘引するための手段として」アンケート調査を実施した場合、景品表示法の適用を受ける可能性がある点に注意が必要です。
例えば、入場料が必要なイベント会場への来場者限定で、アンケート回答者のなかから抽選で景品を渡すとします。
アンケートの景品を抽選で渡す場合は「一般懸賞」に該当するため、以下の金額を超えないように謝礼金額の調整が必要になることもあります。
懸賞の取引価格 | 景品類の最高額 | 景品類の総額 |
---|---|---|
5,000円未満 | 取引価格の20倍 | 売上予定総額の100分の2以下 |
5,000円以上 | 10万円 | 売上予定総額の100分の2以下 |
上記のイベント会場の例では、回答者がアンケートに回答するには入場料が必要です。
そのため、入場料が「取引価格」に該当し、入場料をもとに景品類の最高額が決まることになります。
例えば、イベントの入場料が500円だった場合、景品類の最高額は1万円です。
また、イベントでの売上が1,000万円を予定している場合、景品類の総額は20万円以下に収める必要があります。
なお、アンケートが「顧客を誘引するための手段」や「商品や役務の取引をおこなうもの」ではない場合、一般的に景品表示法の適用となることはありません。
多くの回答者は、匿名性と秘密保持を気にするものです。
景品を贈る際は個人情報を集めることになりますが、顧客データの流出があってはなりません。
個人情報の保護を怠ると、デリケートな質問にも回答してもらいにくくなります。
そのため、個人情報の流出防止対策をしていることを事前に伝えることが大切です。
具体的には、アンケート用紙や導入ページ、アンケートフォームに「個人情報に関する文面」を必ず記載するようにしましょう。
個人情報の利用目的や、個人情報に関する問合せ窓口を明確に記載することで、安心してアンケートに答えてもらいやすくなります。
アンケートに答えてもらいやすくするには、依頼文も大切です。
以下の資料では、依頼やお礼を伝えるメールに書くべきポイントを紹介しています。コピペでお使いいただける例文も紹介しているので、もしご興味がありましたらご利用ください。
初めてでも失敗しない!アンケート調査全ノウハウ
アンケート回答者に景品を贈る3ステップ
アンケート回答者に景品を贈る際の手順は、上記の3ステップです。
流れを把握しておくとアンケート調査を実施する際のイメージがしやすくなりますので、ぜひ参考にしてください。
最初のステップは、アンケートの景品を何人に贈るのか決めることです。
アンケートの景品を贈る方法には、以下の3パターンがあります。
アンケートの景品を贈る方法
多くの回答者を得られやすいことから「全員」に贈る方法が理想ではあるものの、予算が高くついてしまう点がデメリットです。
その点、「先着順」であれば自社の状況に見合ったコストを設定しやすくなります。
また、前述したとおり「抽選」で贈る場合は景品表示法違反とならないように気を付けましょう。
続いて、自社に見合う謝礼の金額を設定します。
参考までに、アンケート方法ごとの相場を以下の表にまとめました。
アンケート方法 | 相場 |
---|---|
Webアンケート | 数十円〜数百円 |
電話でのアンケート | 数百円〜数千円 |
郵送でのアンケート | 数百円〜数千円 |
会場調査 | 数百円〜数千円 |
グループインタビュー | 数千円〜数万円 |
1対1でのインタビュー | 数千円〜数万円 |
例えば、インターネット上で気軽に実施しやすいWebアンケートでは、1回あたり数十円〜数百円を目安に謝礼をするのが一般的です。
謝礼の金額を低く設定すれば予算をおさえられるものの、回答率が下がる可能性もある点に注意しなければなりません。
一方で、高く設定し過ぎると予算を圧迫してしまいます。
謝礼の金額は、ターゲットや自社の予算に応じて設定するようにしましょう。
なお、アンケートモニターに渡す謝礼の相場や金額を決める際のポイントは、下記記事でも詳しく解説していますのでご参照ください。
3つ目のステップは、適したタイミングで景品を渡すことです。
景品を渡すタイミングは、「アンケート回答前」と「アンケート回答後」の2パターンに分かれます。
全員に景品を渡す「アンケート回答前」なら回答率を上げやすいですが、いい加減な回答者が含まれる可能性があります。
企業からすると、有効でない回答をした人にまで景品を渡すのは損した気分になるかもしれません。
コストを抑えたい場合は、回答者にのみ景品を渡す「アンケート回答後」がおすすめです。
また、アンケート回答者にお礼を添えて景品を贈ることで、企業のイメージアップにもつながります。
アンケートの景品は、ターゲットや自社の予算にあわせて選ぶことが重要です。
法律との関連や個人情報保護にも留意しつつ、喜ばれる景品を渡しましょう。
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