「効果的な販促を実施するためにアンケートを取りたいけど、作り方がわからない」
「そもそも、アンケートは販促に必要?」
このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
アンケートの回答は貴重なユーザーの声であり、効果的な販促を実施するために欠かせません。
そこでこの記事では、効果的な販促を実施するためのアンケートの作り方から、お礼の仕方まで丁寧に解説します。
販促のためのアンケート作成にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次 []
販促とは、わかりやすくいえば商品の購入や来店の「きっかけ作り」です。
販促を売上につなげるには、以下のような顧客理解が大切です。
これらを理解していないと、効果的な企画内容やデザイン(Web広告、看板など)がわからず決定にはつながりません。
裏を返せば、顧客理解が深まれば販促に効果的な場所(Web、店頭など)もわかってきて、より効果的な販促活動が可能になります。
だからこそ、販促をおこなう上で顧客理解はとても大切といえます。この「顧客理解」を深めるために効果的なのが、アンケートです。
アンケートを実施して顧客を知ることは、効果的な販促につながります。
では、どのようなアンケートがあるのかを次の章で解説します。
アンケートの基本的な種類を知ることで、自社の目的に適したアンケートが選べるようになります。
アンケートの調査方法は、基本的に下記の2つです。
順番に解説します。
定量調査は、大多数の人を対象とした調査で「数値化できる回答」を使う調査方法です。
わかりやすくいえば、3~5個程度ある選択肢の中から、一つ以上を選んで回答するアンケートを指します。
例えば、3つの選択肢から「A」を選んだ人は◯%、「B」を選んだ人は△%のように表します。
定量調査は数値として具体的に表せるため、仮説の検証や傾向の把握、施策の効果測定に向いている調査方法です。
例 |
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定量調査でわかること |
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定性調査は、一人ひとりの意見や感想などを「数値化できない評価を得たい」ときに使う調査方法です。
定性調査でわかりやすいのは、自由回答を求めるアンケートです。
具体的な数値では表れない分、顧客の本音や価値観に触れられる、というメリットがあります。
顧客のリアクションや表情などリアリティある情報を得ることができるので、企画開発中の商品について意見がほしい時などにもむいている調査方法です。
例 |
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定性調査でわかること |
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アンケートの種類について紹介しましたが、「アンケートはどのように作るんだろう?」と悩まれる方もいるのではないでしょうか。
ここからは、アンケート作成からお礼までの手順を具体的に解説します。
ここからは、アンケートの作成~お礼を作るまでの6ステップを解説します。
アンケート作成からお礼までの6つのステップ
正しいステップを踏んで、販促に効果的なアンケートを一緒に作成していきましょう。
最初にやるべきことは、アンケートの目的と対象者を決定することです。
アンケートの目的と対象者を最初に決めておかないと、作成している途中でゴールや質問内容がブレる可能性があります。
これから作成するアンケートについて、下記の2つを決めておきましょう。
次に、アンケートを集める方法と期限を決めておきましょう。
期限を決める理由は、期間を長く取りすぎても回答数が伸びない可能性が高いからです。
集計の手間も考えると、回答期間は1、2週間程度にしておくのがおすすめです。
アンケートを集める代表的な方法は、下記のとおりです。
アンケートを集める方法は、オンラインやオフラインでそれぞれ4つずつあります。詳しいアンケートの集め方について気になる方は、下記の記事をご覧ください。
アンケートの集め方期限を決めたら、実際にアンケートを作っていきましょう。
効果的なアンケートが取れるかは、設問設計によって変わります。設問設計のコツは下記のとおりです。
設問設計の5つのコツ
回答者の負担が最小限になるよう心がけて設計をすれば、答えてもらいやすいアンケートができます。
またアンケートの設問精度を高めるために、以下も意識しましょう。
アンケート設計についてより詳しく知りたい方は、下記の記事に精度を高めるポイントが記載ありますのでご一読ください。
アンケートの作成が完了したら、ステップ2で決めた方法を用いてアンケートを依頼しましょう。
どんなアンケートにも、依頼文は必要です。
依頼文に下記の内容を記載しておくことで、印象の良いアンケートを作れます。
アンケートの依頼文は、回答率にも大きく影響します。
依頼文を書く時のポイントや回答率を上げるコツは、下記の記事で詳しく解説しています。依頼文について詳しく知りたい方は、ぜひご一読ください。
アンケートの結果が集まったら、集計・分析を実施していきましょう。
アンケート集計の主な方法は表のとおりです。
集計方法 | 概要 |
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単純集計 |
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クロス集計 |
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自由記述集計 |
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アンケートの分析方法は、主に以下のとおりです。
分析方法 | 概要 |
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クラスター分析 |
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アソシエーション分析 |
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決定木分析 |
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アンケートの分析は、基本的に「クロス集計」がおすすめです。なぜなら、年齢・性別・居住地などの細かい情報の分析が可能で、調査結果をわかりやすく可視化できるからです。
アンケート結果の集計・分析について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
最後は、アンケートに回答してくれた人にお礼のメールを送りましょう。
アンケート実施後にお礼メールを送ることで、アンケート依頼者はもちろん、企業全体の印象向上も期待できます。
「お礼の言葉」と「アンケート内容の活用方法」がないお礼メールは気持ちが伝わりにくいので、この2点は必ず記載しましょう。
アンケートのお礼は、メール以外にも手紙や品物で伝えることもできます。アンケート後のお礼について詳しく知りたい場合は、以下の記事もあわせてご一読ください。
ここまではアンケートに必要なステップを紹介しましたが、アンケートは販促に活かさないと意味がありません。ここからは、アンケートを販促に活かすポイントを紹介します。
アンケートを販促に活かすためのポイントは3つあります。
アンケートを販促に活かす3つのポイント
以下で詳しく説明していきます。
アンケートにおける以下の回答からは、顧客行動・心理がわかります。
アンケート結果をもとにした顧客の「行動」や「心理」を把握すると、商品を選ぶ「理由」や「きっかけ」がわかります。
よって、商品を選んだ理由やきっかけに対する的確な販促が可能です。
顧客行動・心理を把握した例
購入理由:インスタグラマーの〇〇が使用していたから購入した
購入場所と媒体:通勤途中にネットで購入
下記のような回答からは、商品やサービスの強みが見えてきます。
自社の商品やサービスの強みを知ることで、顧客が満足しているポイントが把握できるため、より効果的な販促が可能です。
商品・サービスの強みを把握して落とし込んだ例
商品を選んだ理由:見た目がおしゃれでかわいかったから
アンケートを実施したことで「ターゲットとしている顧客への販促がずれている」とわかることがあります。
その時は、アンケートの結果を検証した上で「販促の再検討」が必要です。
ターゲット顧客と販促のずれを修正した例
検討事項:10代女性に向けてInstagramでの広告配信
そもそも、アンケートを実施しても回答してもらえないことに悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
回答率を高めるひとつの手段として、アンケート回答者に謝礼を用意する方法がおすすめです。
例えば、「デジコ」ならアンケートの謝礼としてデジタルギフトを用意できます。
ユーザーが「自分で選べるタイプ」のデジタルギフトを6,000種類以上用意しているため、回答率の向上が見込めます。
デジコの概要や導入事例などについて詳しく知りたい方に向けて、無料で資料を配布しております。下のボタンからお気軽にダウンロードしてみてください。
販促を活かすために、アンケートは非常に重要です。
アンケートを実施することで、顧客の心理や商品・サービスの強みがわかり、より顧客にあった販促ができるようになるからです。
販促を効果的におこなうためにも、アンケートを上手に活用していきましょう。