成果を出すマーケティングキャンペーンとは?種類・実施ステップを解説
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成果を出すマーケティングキャンペーンとは?種類・実施ステップを解説

「新商品のPRをしたい」「既存顧客の再購入を促したい」そんなときに役立つのがマーケティングキャンペーンです。

一方で、計画や戦略なしに始めてしまうと、時間とコストをかけたにもかかわらず「思ったような効果が出なかった…」という失敗につながりかねません。

キャンペーンを成功させるには、目的を明確にし、戦略的に計画を立てることが不可欠です。

本記事では、マーケティングキャンペーンの基本から、代表的な種類、成果を出すための進め方までをわかりやすくご紹介します。

キャンペーンの成功には「キャンペーンに参加して、この景品がほしい!」と思ってもらえるような魅力的な景品が必要不可欠です。

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マーケティングキャンペーンとは?基礎知識をおさらい

マーケティングキャンペーンとは、特定の目的やターゲットを設定し、戦略的に実施する施策のことです。

マーケティングキャンペーンの具体例としては、次のような施策が挙げられます。

  • 新商品を発売する際、ターゲット層へSNS広告やイベントを展開して、認知度を高める
  • 年末年始や夏休みといった需要期にあわせて、オンライン広告やLINE配信、店頭POPで期間限定セールをおこなう など

「誰に・何を・どう届けるか」を明確にし複数の施策を組み合わせて成果を出すのが、マーケティングキャンペーンの基本です。

マーケティングキャンペーンの目的

マーケティングキャンペーンをおこなう目的は、事業フェーズや課題によって異なります。

マーケティングキャンペーンの代表的な目的は、次の3つです。

マーケティングキャンペーンの目的

  • 新規顧客の獲得:まだ自社を知らないターゲット層に認知・興味を持ってもらい新規購入へつなげる
  • 既存顧客の単価向上:購入済みの顧客に、再購入・来店・利用頻度アップを促す
  • ブランドイメージ・認知度の向上:自社ブランドやサービスの知名度・好感度を高め、中長期的な顧客獲得につなげる

目的に合わせてマーケティングキャンペーンの施策内容を変えることで、より高い効果が期待できます。

マーケティングキャンペーンをうまく活用すれば、短期的な成果だけでなく、中長期的なブランド強化にもつながります。

キャンペーンとプロモーションの違い

「キャンペーン」と「プロモーション」は一見似ていますが、意味を深掘りすると活動範囲が異なります。

両者の違いは以下です。

キャンペーン特定の目的達成のために期間を定めて実施する集中施策
プロモーション広告や販促全般を指し、継続的・幅広く実施される施策

つまり、キャンペーンはプロモーションの中の一部であり、目的・ターゲット・期間を明確にした集中施策といえます。

両者の違いについて、さらに詳しく知りたい方は、以下の記事もご一読ください。

「とはいえ、マーケティングキャンペーンにはどのような種類があるの?」という方に向けて、ここからは実際のマーケティング施策でよく使われるキャンペーンの代表例を解説します。

マーケティングキャンペーンの代表的な5つのタイプ

マーケティングキャンペーンには目的やチャネルによってさまざまな種類があります。ここでは代表的なキャンペーン施策を5つ解説します。

マーケティングキャンペーンのタイプ

  1. 販売促進キャンペーン
  2. 新商品マーケティングキャンペーン
  3. ブランド認知度向上キャンペーン
  4. 季節・イベント連動キャンペーン
  5. ユーザー参加型キャンペーン

それぞれの違いや具体的なキャンペーン例をご紹介しますので、自社の目的に合った施策選びの参考にしてください。

順にみていきましょう。

1.販売促進キャンペーン

販売促進キャンペーンは、短期間で売上を最大化したいときに効果的な施策です。

価格や商品のメリットを明確に伝え、「今すぐ買いたい」という気持ちを高め、購買意欲を刺激します。

販売促進キャンペーンの主な施策例は、以下のとおりです。

  • 割引セール
  • ポイント付与
  • クーポン配布
  • セット割引(まとめ買い割) など

「今だけ〇%オフ」「週末限定セール」「先着〇名限定プレゼント」など、期間や数量を限定訴求すると、購買意欲をさらに高められます。

2.新商品マーケティングキャンペーン

新しく発売した商品やサービスをいち早く市場に浸透させたい際におこなうのが、新商品マーケティングキャンペーンです。

新規顧客はもちろん、既存顧客にも新商品の魅力を伝え、市場へのスムーズな浸透を目指します。

まだ認知度の低い段階では、次のような「まずは試してもらう機会」を作るキャンペーンにすることが重要です。

  • 新商品体験キャンペーン
  • モニター募集
  • サンプル配布
  • LP開設 など

キャンペーン内でターゲットに訴求する際は、興味関心を引くメッセージ設計が重要です。

ターゲット層のニーズや価値観、ライフスタイルなどを調査・分析して、以下の要素を盛り込むことを意識すると、刺さるメッセージが見えてきます。

  • ターゲットに合わせた言葉遣いにして共感を促す
  • 商品・サービスによって得られる具体的なメリットを提示する
  • ターゲットが抱える悩みや解決したい課題をもとにする

3.ブランド認知度向上キャンペーン

ブランド認知度向上キャンペーンは、「まずはブランドの存在や世界観を知ってもらう」「好感を持ってもらう」ことを目的とした、中長期型の施策です。

ターゲット層に自然とブランドを印象づける施策が中心で、キャンペーンの具体例としては次のようなものがあります。

  • SNS投稿キャンペーン
  • インフルエンサー活用
  • PR記事 など

ブランド認知度向上キャンペーンは、ターゲットに一貫したメッセージとブランドイメージを届けることが大切です。

メッセージやイメージが一貫性を持つことで、ユーザーの記憶に残りやすくなり、「あのブランド=〇〇なイメージ」と認識されやすくなります。

すぐに購買を促すというよりも、「想起されるブランド」「選ばれるブランド」を目指し、接触頻度を高めることを意識して実施しましょう。

4.季節・イベント連動キャンペーン

季節・イベント連動キャンペーンは、その名のとおり季節やイベントごとに合わせて実施するキャンペーンです。

消費意欲が高まりやすいタイミングは、一年を通して複数あります。

  • 年末年始やバレンタインなどの季節イベント
  • 入学・卒業、引っ越しなどのライフスタイルイベント
  • オリンピックやワールドカップなどの大型イベント など

このような「今だけ」「期間限定」といった訴求は、人間の心理にある「希少性」と「損失回避」の原理に作用します。

「今しかできない」と感じさせることで、「あとででいいや」と思っていた人の購入の後押しが可能です。

5.ユーザー参加型キャンペーン

ユーザーが自ら投稿・拡散して参加する形式のキャンペーンを、ユーザー参加型キャンペーンと呼びます。

ユーザー参加型キャンペーンは、企業とユーザーの双方向コミュニケーションを促すため、設計次第で認知拡大だけでなく、ブランドのファン化やエンゲージメント向上にもつながります。

ユーザー参加型キャンペーンの主な施策例は、以下のとおりです。

  • 投稿コンテスト
  • フォロー&リポストキャンペーン
  • ハッシュタグキャンペーン
  • モニター募集
  • ノベルティプレゼント など

いずれもSNSを中心とした内容で、広告コストを抑えながら自然な話題づくりや消費者のリアルな声を集められる点が魅力です。

ここまで、代表的なマーケティングキャンペーン5種類をご紹介しました。

「施策の概要はわかったけれど、実際にどのように進めればいいのかイメージがわかない」と感じた方もいるのではないでしょうか。

そこで次の章では、初めてでも迷わずスムーズに進められる「キャンペーン実施の流れ」をみていきましょう。

マーケティングキャンペーンを実施する5ステップ

ここでは、初心者でも迷わず実施できるように、実施までの流れを5ステップでご紹介します。

このステップに沿って進めれば、目的の明確化から施策設計、実施後の改善まで一連の流れがスムーズになります。

では、ひとつずつみていきましょう。

1.目的とターゲットの設定

マーケティングキャンペーンを実施する際には、目的設定が非常に重要です。

目的が曖昧なままキャンペーン設計を進めると、施策の軸が定まらず、各担当者の判断基準がバラバラになってしまいます。

どの広告媒体を選ぶか、どんな景品が最適かといった意思決定や、施策後の効果検証も正しくおこなえません。

目的を設定する際は、できるだけ具体的な目標を定めるようにしましょう。

  • 新規顧客100人獲得
  • 売上月商200万円達成

ゴールが具体的であれば効果測定の基準ができるため、進捗を測定しやすくなり、次の施策へ向けた改善にもつながります。

「誰に向けて届けるか」を明確にするためのターゲット設定も、重要です。

「誰でもいい」で始めたキャンペーンでは、目標と同様施策の軸を定めることができません。

ターゲットを設定する際は、年齢層、性別、購買履歴、興味関心など細かくターゲティングしましょう。

ターゲットへ刺さるメッセージを届けることで、ターゲットから「これは自分のためのキャンペーンだ」と感じてもらいやすくなり、「いいね」などの反応や「キャンペーン参加」などの行動にもつながります。

2.施策設計、予算とリソースの確保

目的とターゲットが決まったら、次は「どうやって目標を達成するか」を決めていきます。

ターゲットに響くチャネルと施策の組み合わせを考えていきましょう。

設計内容例

  • どのチャネルで届けるか(例:SNS広告、Eメール、オフライン広告)
  • いつおこなうのか(キャンペーン期間)
  • 何をKPI(成果指標)にするか(例:コンバージョン数、CVR)

施策の設計と併せて、予算やチームや外部パートナーの役割分担も明確にします。

予算を設定する際は、広告費だけでなく人件費やツール費も考慮し、実現可能な範囲で進めましょう。

3.コンテンツ・クリエイティブ制作

施策が決まれば、「ターゲットの心を動かすコンテンツづくり」に入ります。

ここで意識したいのが、媒体ごとの「刺さる表現」がまったく違うということです。

効果的な表現やデザインの傾向は、使うチャネルによって変わります。

チャネル別・刺さる表現例

  • SNS:スクロール中でも目を引くビジュアルや短尺動画
  • LP:「自分の悩みが解決しそう」と思わせるコピー
  • メール:一瞬で開封したくなる件名とファーストビュー

「誰に」「どんな感情を届けたいか」を意識すると、コンテンツの質は一段階上がります。

もし「どのような表現がいいだろう」と迷ったら、成果を出している他社の事例を参考にすることが成功への近道です。

画像の色使い・コピーの構成・動画の構成などを参考にするだけでも、完成度は変わってきます。

「他社の成功事例を見てみたい」という方は、以下の記事も併せてご一読ください。

4.キャンペーン開始・運用

準備が整ったら、いよいよキャンペーンスタートです。

実施中は放置せず、必ずパフォーマンスをチェックし、「どこが効いているのか」「どこが伸び悩んでいるのか」を把握しておきます。

パフォーマンスを把握した後は、SNS投稿のタイミングを見直したり、広告のクリエイティブを途中で差し替えたり、日次や週次で進捗モニタリングしたりと、日々改善することが理想です。

オフライン施策の場合は、来店状況や顧客の反応をこまめに観察しましょう。

5.効果検証と改善

キャンペーン終了後は、必ず振り返って効果を検証しましょう。

「うまくいった理由」「成果が出なかった原因」 が客観的に把握でき、次回施策の改善点が明確になるからです。

まずは、収集したデータをもとに「費用対効果は良かったか」など、それぞれの達成度を測定します。

測定する数値例

  • コンバージョン数(CV数)
  • コンバージョン率(CVR)
  • 広告のCPA(獲得単価)
  • SNSのエンゲージメント率 など

数値だけではなく、アンケートやレビューから得られる「ユーザーの声」も貴重な改善材料です。

うまくいった施策・反応が良かったクリエイティブは次回に活用し、反応が鈍かった部分は原因を探って改善につなげましょう。

この振り返りを続けていくと、キャンペーン施策はどんどん洗練され、より少ないコストでより大きな成果を出せるようになります。

マーケティングキャンペーンのインセンティブにはデジタルギフトがおすすめ

キャンペーンを成功させるには、ターゲットとなるユーザーの「参加してみたい」「行動してみたい」という気持ちを引き出すことが重要です。

そのためには、インセンティブ(特典・景品)の存在が欠かせません。

とはいえ、物理的なギフトは、配送コストや在庫リスクがあり手が出せないとお悩みの方もいるのではないでしょうか。

そこでおすすめなのが、デジタルギフトです。

デジタルギフトは、メールやSNSでURLを送付するだけで簡単に景品を渡せるため、配送費がかかりません。

住所の入力も必要なく、参加者も受け取ったその場ですぐ使えるのが特徴です。

デジタルギフトがもつ「手軽さ」と「即時性」は、参加者の満足度にもつながっています。

2024年にデジコが実施した調査でも「デジタルギフトを使った施策は反応が良かった」と答えた企業が、全体の半数以上を占めていました。

引用:利用者の96%が「満足」と回答|デジタルギフトに関する調査(2024年版/400名調査)

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まとめ:マーケティングキャンペーンを成功させるために理解を深めよう

マーケティングキャンペーンは、目標とターゲットを明確にし、計画的に実行することで高い成果が期待できます。

目的に応じた施策を選ぶことで、短期的な売上アップから中長期的なブランド強化まで幅広く活用できます。

記事でご紹介した内容を踏まえて設計し、マーケティングキャンペーンを成功させましょう。

もし「どんなキャンペーン施策が効果的か迷っている」「景品選びや配布の手間を減らしたい」とお考えなら、「デジコ」のサービスをご活用ください。

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この記事を書いた人

東村龍樹

東村龍樹

株式会社DIGITALIO 販促DX事業本部 本部長。日本インターネットポイント協議会(JIPC)のラーニング&ネットワーキング委員としても活動中。現在は、ポイントメディアの知見を活かして、販促DX事業本部にてデジタルギフトサービス「デジコ」の責任者を務めています。