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【事例】SNSプロモーションとは?生活者を惹きつける3つのコツを紹介

「SNSを利用してプロモーションをしていきたいけれど、具体的にどうしたらいいの?」と思うことはありませんか?

媒体によって特徴が異なるSNSは、目的やターゲットによってアプローチ方法が変化します。

本記事では、SNSプロモーションを実施するメリットや、成功事例などをご紹介します。

自社にあったSNSプロモーションを実施する際の参考として、ぜひご一読ください。

※SNSマーケティングについて網羅的に知りたい場合は「SNSマーケティングとは?成功事例や効果を最大化するポイントを解説」も併せてご覧ください。

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SNSプロモーションとは

SNSプロモーションとは、SNSを活用し製品やサービスに対する意識や関心を高め、購買を促進する活動のことをいいます。

スマートフォンの普及にともない、SNSは日常に馴染みのあるツールとなりました。

例えば、令和3年に発表された総務省の調査によると、LINEの利用率は90.3%という結果が出ています。

想定しているターゲットがよく利用しているSNSを活用することで、消費者へダイレクトにアプローチが可能です。

SNSプロモーションを実施する4つのメリット

SNSプロモーションを実施するメリットには、どのようなものがあるのでしょうか?

ここでは、以下4つの視点で解説していきます。

SNSプロモーションを実施する4つのメリット

  1. 低コストで、誰でも簡単に取り組める
  2. スピーディーな拡散で、認知拡大が期待できる
  3. ユーザーと直接交流し、信頼を得られる
  4. 購買までの導線をオンラインで完結できる

1つずつ見ていきましょう。

1.低コストで、誰でも簡単に取り組める

SNSは、誰もが無料でアカウントを作成し利用できることが特徴です。

従来の広告出稿で自社商品やサービスを宣伝する方法と比べ、低コストで自社商品やサービスの宣伝が可能となります。

2.スピーディーな拡散で、認知拡大が期待できる

スピーディーな情報拡散を期待できる点は、SNSの特徴の1つです。

自社がおこなった情報発信はもちろん、関連する口コミも拡散されれば、多くの人に認知されます。

また認知が広がり共感してもらえれば、新たなファンの獲得も見込めます。

3.ユーザーと直接交流し、信頼を得られる

SNSを利用すれば、企業と消費者が直にコミュニケーションを図れるようになります。

SNSでコメントを寄せたユーザーに対して、企業がいいねしたり返信したりすることで、距離を縮めることが可能です。

コミュニケーションによって信頼関係を構築できれば、リピーターが増加する期待ができます。

4.購買までの導線をオンラインで完結できる

購買までの導線をオンラインで完結できることもメリットです。

SNS投稿にWebサイトのURLを貼ることで、購買意欲が高まった消費者を逃しにくくなります。

消費者は、手続きが複雑で面倒なほど離脱する恐れがあります。

誰でもわかりやすい購買の導線を設計できれば、より多くの消費者が購入までスムーズにたどり着けるでしょう。

SNSプロモーションを企画する5ステップ

SNSプロモーションを企画する5ステップ

  1. 目的を明確にする
  2. ターゲットを明確にする
  3. SNS媒体を選ぶ
  4. 訴求やクリエイティブを決める
  5. SNSへ投稿する

SNSプロモーションを企画するにあたって、目的・ターゲットを明確にすることは最も重要です。

目的やターゲットが曖昧なままでは、適したSNS媒体選びやクリエイティブ制作ができません。

目的とは、以下のような施策のゴールを設定しておくことです。

  • 商品やサービスを購入してもらいたい
  • ゲームやアプリをインストールしてもらいたい

またターゲット決定の際は、以下などを明確にします。

  • 年代・性別
  • 職業・年収
  • 趣味・関心

以上のように明確にした目的・ターゲットに合わせて、SNS媒体や訴求を決めていきましょう。

SNSプロモーションによく活用される6つの媒体と手法例

SNS特徴 手法例
LINE
  • 日本⼈⼝の約7割が利⽤
  • 公式アカウント数は30万件以上(参考
  • メッセージ配信
  • 広告配信
  • ライブ配信サービス
  • クーポン配布
  • ショップカードの作成
X(旧:Twitter)
  • テキストが主体
  • リアルタイムに投稿があふれ、トレンドが把握できる
  • ハッシュタグキャンペーン
  • 「フォロー&リポスト」キャンペーン
  • 広告配信
  • インフルエンサーマーケティング
Instagram
  • 主体は画像・動画
  • 10~30代の利用率が高い
  • ハッシュタグキャンペーン
  • ライブ配信
  • 広告配信
  • インフルエンサーマーケティング
Facebook
  • ふだん使っている名前での登録がルール
  • 利用率が最も高いのは30代(55.6%)
  • 「Facebookページ」での情報発信
  • 広告配信
YouTube
  • 動画を共有するSNS
  • 10代~60代の利用率は約85%
  • 「YouTube ライブ」でリアルタイム配信
  • 広告配信
  • インフルエンサーマーケティング
TikTok
  • 音楽に合わせて短い動画を配信
  • 10代(約60%)の利用率が最も高い
  • 情報発信
  • ハッシュタグキャンペーン
  • 広告ツール「プロモート」での広告配信

利用者率の参考:総務省「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」

ここでは、上記6つのSNSの特徴を詳しく解説します。

1.LINE

LINEは、日常のコミュニケーションツールとして普及しているSNSです。

月あたりのアクティブユーザー数は9,200万⼈以上で、日本の人口の7割に相当します。

多くのスマートフォンユーザーが利用しているため、幅広い年代へのアプローチが可能です。

「LINE公式アカウント」を開設すれば、以下の機能が使えます。

  • 友だち追加したユーザーへのメッセージ配信
  • 店舗クーポンの配信
  • チャットでの問い合わせ対応

他にも機能があるため、より多様なプロモーション活動をおこなえます。

なお、LINEを活用したマーケティング方法の詳細は、以下の記事をご参考になさってください。

2.X(旧:Twitter)

Xは、140文字以内と制限があるため、気軽にメッセージを投稿できる点が特徴です。

常に新しい投稿であふれ、「今」話題になっているトレンド情報をいち早く把握できます。

また、イベント情報をリアルタイムで拡散することも可能です。

ユーザーと近い距離間でコミュニケーションをとれるため、ファンの獲得も狙えます。

なお、Xを活用したマーケティング手法は以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

3.Instagram

Instagramは、画像をシェアするビジュアル重視のSNSです。

画像や動画でブランドの世界観を共有し、ユーザーに共感してもらうことでファンを獲得する期待ができます。

ノウハウ情報をクリエイティブに落とし込み、雑誌メディア化するような活用方法も有効です。

また、Metaの調査では、ユーザーの44%が小規模なブランドの発見にInstagramを活用しています。

  • 投稿後24時間で消える「ストーリーズ」
  • ライブ配信

など各機能を使えば、企業規模を問わずリアルタイムにユーザーとの交流が見込めます。

4.Facebook

利用規約で、ふだん使っている名前での登録をルールとしているSNSがFacebookです。

強みの1つは、詳細にターゲティングできる広告配信です。

学歴・職種やライフステージだけでなく、興味・関心などさまざまな情報をもとに、精度の高いターゲティングをおこなえます。

利用率は30代(48%)が最も高いですが、ターゲットを絞り込み他の年代にアピールすることも可能です。

5.YouTube

YouTubeは、動画を主とした配信サービスです。

日本国内では10代~60代の利用率は約85%と、LINEに次ぐ利用率の高さが特徴です。

Google傘下のサービスのため、Googleが持つ膨大なデータ(ビッグデータ)を活用した広告配信もできます。

また同社によると、YouTubeで目にした商品は、購入する確率が通常の2倍になると公表されています。

動画ならではの情報量で、ターゲットにアプローチしたいときに有効なツールです。

6.TikTok

TikTokは、音楽に合わせて15秒から3分ほどのショートムービーを配信するSNSです。

最も利用率が高いのは10代(57.7%)です。

2番目に利用率が高い世代は20代(28.6%)なので、若者を中心に利用されていることがわかります。

ただTikTokによると、ユーザーの53%が新しいブランドや商品を発見しています。(※参考

実際にキャンペーンに活用している企業もあり、認知拡大を狙えるプラットフォームといえます。

SNSプロモーションを使った会社の成功事例2選

SNSプロモーションを使った会社の成功事例2選

    1. 株式会社CyberOwl
    2. カゴメ株式会

SNSプロモーションを使った会社の成功事例を2社に絞ってご紹介します。

事例1.株式会社CyberOwl

株式会社CyberOwl様が運営する、総合情報サイト「テラコヤプラス by Ameba」の事例です。

中学受験の準備のため、入塾を検討している保護者へ向けプレゼントキャンペーンを、Xで実施しました。

資料請求することで、デジタルギフト券が抽選でもらえるという内容です。

入塾に悩んでいるターゲットに向けてプレゼントキャンペーンをおこなうことで、新規フォロワー増加数が114%と効率を改善した事例です。

元事例:https://digi-co.net/case/cyberowl

事例2.カゴメ株式会社

出典:カゴメ株式会社

調味食品・飲料などの製造販売をおこなう、カゴメ株式会社の事例です。

LINEを活用した「友だち限定キャンペーン」をおこないました。

当事例には、3つの工夫が施されています。

  • 友だち限定とし、希少性をアピールする
  • アンケート回答者は当選確率を2倍にし、回答率アップを狙う
  • Xで告知し、情報の拡散を狙う

従来、アンケート調査といえばリサーチ会社へ依頼する必要がありました。

ですが、自社のLINEアカウントとXを組み合わせたことで、低コストでアンケート調査の実施が実現しています。

なお、他の事例については以下の記事で紹介していますので、合わせてご一読ください。

SNSプロモーションで人を惹きつける戦略を立てる3つのコツ

ここでは、SNSプロモーションで人を惹きつける戦略を立てる3つのコツを解説していきます。

SNSプロモーションで人を惹きつける戦略を立てる3つのコツ

  1. ユーザーが共感できる投稿をする
  2. SNS媒体の特徴に合わせたクリエイティブで訴求する
  3. SNS投稿から購買までの導線を設計する

では、1つずつ解説します。

1.ユーザーが共感できる投稿をする

SNSでは、ユーザーが共感できる投稿をしましょう。

企業が伝えたい商品情報や宣伝などを一方的に伝えても、ユーザーに興味を持ってもらえません。

「ここだけの話」「誕生ストーリー」など、ユーザーが知りたいと思えるような投稿がおすすめです。

まるで友人と気軽にコミュニケーションを図るように投稿することで、信頼を得られフォローへつながります。

あくまでユーザーの求めている投稿を第一とし、内容を考えましょう。

2.SNS媒体の特徴に合わせたクリエイティブで訴求する

SNSによってクリエイティブの特徴が異なるため、各SNSの特徴に合わせた訴求が必要です。

例えばXなら、あえて文字制限を活かして興味を引き、サービスサイトの画像を添付しコンテンツへ誘導します。

気軽にライブ配信できるInstagramなら、リアルタイムでユーザーと交流し、反応を確かめる方法も有効です。

各SNS媒体の特徴を活かした画像・動画や配信などで、ユーザーへ訴求しましょう。

3.SNS投稿から購買までの導線を設計する

SNS投稿から購買まで、誰でもわかりやすい導線を設計しておきましょう。

ユーザーが興味を持ってもどこで購入すればいいかわからなければ、購入にはつながりません。

例えば、商品を売りたいのであれば、投稿にECサイトのURLを記載し、購入場所がすぐにわかるようにしておきます。

もちろん目的によって、ゴールがECサイトとは異なるケースもあります。

ゲームやアプリなどの場合はインストール、BtoBサービスなら資料ダウンロードなどさまざまです。

いずれの場合も、ユーザーが迷わずにゴールにたどり着けるよう、わかりやすい導線設計を考えましょう。

まとめ:企業でSNSを活用したプロモーションを企画しよう

SNSプロモーションとは、SNSを利用して自社の興味関心を高め、購買を促進する活動のことです。

自社のサービスや商品を、購買につなげるためには、生活者へ直接アピールすることが大切です。

生活を惹きつけるSNS投稿やキャンペーンなど、自社に合った企画をおこないましょう。

SNSマーケティングの基本を、しっかりと理解できていますか?

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  • SNSマーケティングとは
  • SNSマーケティングを実施するメリット
  • SNSマーケティングで活用される媒体
  • 企業がSNSで友達・フォロワーを増やす方法
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この記事を書いた人

東村龍樹

株式会社DIGITALIO 販促DX事業本部 本部長。日本インターネットポイント協議会(JIPC)のラーニング&ネットワーキング委員としても活動中。現在は、ポイントメディアの知見を活かして、販促DX事業本部にてデジタルギフトサービス「デジコ」の責任者を務めています。