レシートを活用した応募キャンペーンは、キャンペーン目当ての売上促進やリピーター獲得など、さまざまなマーケティング効果が期待できる人気の販促施策です。
しかし、レシートキャンペーンは、レシート原本または画像の送付、購入日をはじめとした必要事項の入力など、応募条件が複雑になりがちです。
そのため、応募条件の設計や応募ミスの対策が不十分だと、「応募が面倒臭い」など参加率が伸びなかったり、応募ミスの確認対応などで運営の負担がふえたりと、思ったような成果につながらない可能性もあります。
そこで本記事では、設計要素の解説から応募方法別による事例紹介、よくある応募ミスと対策までを網羅的に紹介します。
レシート応募キャンペーンを検討している方は、ご参考ください。
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目次 []
レシート応募キャンペーンとは、商品購入後のレシートを使って参加できる販促施策です。
商品やサービスの購入がキャンペーン参加の条件となるため、実際の購買者に直接アプローチできるのが大きな特徴です。
もともとレシートを使った販促は、ハガキに貼って応募するタイプが主流でした。
しかし、近年のスマートフォンの普及によって、応募フォームやLINEから手軽に参加できる仕組みが広がり、近年ふたたび注目を集めています。
特にLINEとの連携は参加のハードルが低く、応募数の増加にもつながりやすい点が支持されている理由のひとつです。
レシートキャンペーンの特徴から実施する際の流れについて詳しくは、以下の記事もあわせてご一読ください。
レシートキャンペーンをおこなう際は、次の3つの要素を押さえることが重要です。
レシート応募キャンペーンの3つの設計要素
商品やターゲットによって適した設計は異なるため、それぞれの要素についての理解を深めたうえで、自社に合った組み合わせを検討しましょう。
各要素について詳しく解説します。
レシートキャンペーンの設計でまず決めるべきなのは、応募条件です。
応募条件を5つのパターンに分けた表は、以下です。
項目 | 条件内容 | メリット |
---|---|---|
1つ購入 | 対象商品のなかから1つを購入すると応募できる |
|
複数購入 | 対象商品のなかから複数点を購入すると応募できる |
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合計金額条件 | 合計金額が設定金額以上分購入すると応募できる |
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還元型・キャッシュバック型 | 購入金額に応じて、一定の割合でインセンティブを還元する |
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ポイント・マイレージ制 | 購入数に応じて貯まるポイントで応募できる |
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それぞれメリットが異なるため、応募条件はキャンペーンの目的に合わせて選びましょう。
続いて、応募方法の選択も、キャンペーンの成果を左右します。
主要な方法を、4つに分けてみていきましょう。
方法 | 対応デバイス・媒体 | メリット |
---|---|---|
応募フォームから応募 | パソコン スマートフォン タブレット |
|
LINEから応募 | スマートフォン タブレット |
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公式アプリから応募 | スマートフォン タブレット |
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ハガキから応募 | 郵送 |
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スマートフォンやパソコンから応募フォームにアクセスする応募方法は、コストを抑えやすく、すぐに応募できるのがメリットです。
LINEや公式アプリを使った応募は、参加時に友だち登録を促すため、継続的な接点を作れる強みがあります。
ハガキによる郵送型は、高齢層やWebが苦手なユーザー層へのリーチに効果的です。
それぞれ特徴が異なるため、自社の商品やターゲットに応じて使い分けることをおすすめします。
「キャンペーンによって何がもらえるか」は、参加の動機に直結する重要な要素です。
ジャンル別に4種類にわけて紹介します。
キャンペーン景品の種類 | メリット |
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デジタルギフト |
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現物商品 |
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限定グッズ・ノベルティ |
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体験 |
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自宅に届く現物商品は「届くまでのワクワク感」が魅力で、自社商品やノベルティであればファン層の参加意欲を高めます。
一方でデジタルギフトは、受け取ったその場ですぐに使えたり、ユーザーが自分の好みに合わせて使い道を選べたりするため、満足度が高く幅広い層に喜ばれやすい点が特徴です。
デジタルギフトなら、在庫管理や配送をはじめとした運用の手間もかかりません。
法人専用のデジタルギフトサービス「デジコ」を活用すれば、レシート確認から景品配信まで一貫した対応が可能です。
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今回紹介した3つの設計要素をどう組み合わせるかは、自社の商品や景品によって異なります。
以下は、具体的な例を出した組み合わせパターンです。考え方などご参考ください。
組み合わせ例
<お菓子などのコンビニエンスストア商品の場合>
すばやく購入して気軽に応募できる「1点購入+LINE応募」
<トイレットペーパーなどの消耗品の場合>
あと1個買えば応募できるなどのついで買い・買いだめを促進できる「〇〇円以上購入で応募」
<キャラクターのコラボノベルティが景品の場合>
今しか手に入らない限定性を活かすファン心理を利用した「複数購入+抽選」
このように、商品の特性や景品の魅力を活かした設計が、ユーザーの行動を後押しし、キャンペーンの成功につながります。
自社に合ったキャンペーンを設計する際には、事例からヒントや成功のポイントを得て、自社に活かすことが効果的です。
そこでここからは、応募方法別に実際におこなわれたキャンペーン事例を紹介します。
キャンペーン企画を考える際のヒントとしてご活用ください。
レシート応募キャンペーンの成功事例
では、ひとつずつみていきましょう。
まずは、スマートフォンやパソコン・タブレットから、Webサイトの応募フォームにアクセスし、レシート画像をアップロードして応募する形式を紹介します。
Webサイトの応募フォームは、インターネット環境があれば時間や場所を問わず手軽に参加できるため、幅広い層に対応できます。
下記は、P&Gジャパン合同会社が過去におこなったキャンペーンです。
概要 |
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---|---|
特徴 |
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なかでも注目したいのが、対象商品やレシート撮影時の注意事項が図解で丁寧に説明されている点です。
間違えることのないよう、ユーザー目線の設計がされています。
次に紹介するのは、「LINE」公式アカウントを活用したレシート応募キャンペーンです。
LINEは、日本国内の月間ユーザー数9,700万人(2024年9月末時点)を超えており、幅広い世代に浸透しているため、参加ハードルが低いメリットがあります。
また、応募と同時にLINE公式アカウントの友だち登録が促され、企業にとっては継続的な接点づくりにもつながります。
株式会社農心ジャパンの事例では、その場で結果がわかる仕組みを採用しており、ゲーム感覚で楽しめるキャンペーンが魅力です。
概要 |
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方法 |
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特徴 |
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即時抽選など、ゲーム感覚で楽しみながら参加できる仕組みが秀逸です。
企業の公式アプリを活用したレシート応募キャンペーンは、応募だけでなく、ポイント管理や限定コンテンツの提供など、ブランドとの長期的な接点づくりがおこなえます。
ここでは、株式会社KADOKAWAが実施した書籍購入キャンペーンを例にみてみましょう。
概要 |
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方法 |
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特徴 |
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還元率や上限額を事前に明示することで、ユーザーが安心して参加できる設計になっており、ブランドとの信頼関係づくりにもつながっています。
紙のレシートをハガキに貼って郵送する従来型のレシート応募キャンペーンは、インターネットに不慣れな高齢層が参加しやすいです。
そのため、高齢層を含む幅広い年齢層にアプローチする際には、Web応募とハガキ応募を併用するケースもあります。
応募方法を併用するキャンペーンの事例として紹介するのは、複数の冷凍食品メーカーによって開催された「冷凍食品もっと美味しくキャンペーン」です。
概要 |
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方法 |
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特徴 |
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デジタル施策との併用で相乗効果が期待でき、地域性や店舗展開に合わせたアプローチにも向いています。
幅広いリーチが期待できるレシート応募キャンペーンですが、レシートの確認が必要になるため、予期しない対応が発生しがちです。
ここからは、レシート応募キャンペーンをスムーズに進めるために知っておきたい「よくある応募ミス」と、その防止策について紹介します。
レシート応募キャンペーンで発生する応募ミスは、当選処理や問い合わせ対応など、運営側の負担にもつながりかねません。
ここでは、よくあるミスをパターン別に整理し、企業としてあらかじめ対策すべきポイントを紹介します。
カテゴリ | 具体的なミス内容 | 企業側でできる対策 |
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レシートの不備 |
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入力ミス・漏れ |
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応募方法の誤解 |
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添付ファイルの問題 |
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キャンペーンの勘違い |
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では、ひとつずつ詳しくみていきましょう。
具体的なミス内容 | 企業側でできる対策 |
---|---|
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応募するレシート自体に不備が生じているパターンは、無効応募のなかでも多いミスのひとつです。
例えば、対象外の商品や店舗だった場合やレシート画像がブレているなどが挙げられます。
このミスを防ぐためには、応募説明ページを用意しNG例を画像で用意しておくなど、具体的な説明を設けましょう。
具体的なミス内容 | 企業側でできる対策 |
---|---|
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応募フォームへの入力ミスや漏れは、無効応募やユーザーの離脱につながります。
特にスマートフォンからの操作では、文字の打ち間違いや記入漏れが起こりやすいため、それを念頭に置き対策をしましょう。
ユーザーが迷わず入力できるフォーム設計と誤入力を防ぐ仕組みを用意しておくと、応募の精度と完了率を高められます。
具体的なミス内容 | 企業側でできる対策 |
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応募方法に関するユーザーの誤解も、応募ミスとして見受けられます。特に複数の応募方法を併用する場合は、混乱を避けるための対策が欠かせません。
事前に丁寧な案内をおこなうことで、応募ミスを減らし、企業への問い合わせ対応の負担も軽減できます。
具体的なミス内容 | 企業側でできる対策 |
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スマートフォンの操作に慣れていないユーザーの場合、画像の添付忘れや、対応していないファイル形式での投稿といったミスが発生しやすくなります。
未添付のまま応募を完了できないようにするなど、システム面でのチェック機能を積極的に導入しましょう。
具体的なミス内容 | 企業側でできる対策 |
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キャンペーンそのものに対する誤解から、生じる応募ミスも少なくありません。
特に同時期に複数のキャンペーンが開催されている場合や、対象商品が似ているケースでは、ユーザーが混乱する場合があります。
「〇〇での購入は対象外です」「レシート例はこちら」など、具体的かつ明快な案内をして、視覚的にわかりやすく訴求する工夫が効果的です。
このように、レシート応募キャンペーンは注意や配慮が必要な施策ですが、Web完結型のシステムを活用すると、運用の手間を軽減できます。
ユーザーはスマートフォンでレシートを撮影して送信するだけで応募が完了するため、「はがきに貼って郵送する」などの煩雑な作業が不要です。
主催者側も、応募受付から抽選、景品配信までを一括で管理できるため、人的リソースの削減が期待できます。
ここからは、キャンペーンの実施から景品配送までをすべてWebで完結できるサービス「デジコ」を紹介します。
レシート応募キャンペーンをより効率的に運用したい企業におすすめなのが、法人向けデジタルギフトサービス「デジコ」です。
キャンペーン周知のプロモーションから景品配信までを一括で対応できるため、運用の負担や工数を大幅に削減できます。
デジコのレシート応募キャンペーンの魅力
デジコでは、キャンペーン設計・管理画面の提供・レポート作成支援なども含めたパッケージプランも用意しているため、準備から運用まで手間のかからないキャンペーン運用が可能です。
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レシート応募キャンペーンは、購入をともなう参加型の施策のため、購買意欲の高いユーザーにリーチできるのが魅力です。
応募条件・応募方法・景品という3つの要素をしっかりと設計し、対象商品やターゲットに合ったキャンペーンを展開しましょう。
運営側の確認・対応工数を減らすためにも、レシート応募キャンペーンの実施に際しては、ユーザーの応募ミスを防ぐガイド設計が大切です。
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