「X(旧:Twitter)のエンゲージメント率ってどういう意味?」と疑問に思うことはありませんか?
Xのエンゲージメント率は、自社アカウントの注目度やキャンペーンの結果を計測するのに重要な数字です。
本記事では、Xのエンゲージメント率の意味や計測方法、数値を上げるポイントなどについてまとめました。
自社でXアカウントを運用している、Twitterキャンペーンの開催を考えているという場合は、ぜひご一読ください。
※Twitterキャンペーン事例も一緒に知りたい場合は、「Twitterキャンペーンの事例集」もあわせて参考にしてください。
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目次 []
Xの公式サイトでは、エンゲージメントは以下のように定義されています。
「エンゲージメント」とは何ですか?
ツイート上で発生した「クリック」「お気に入り」「リツイート」「返信」「フォロー」の総数です。出典:X(旧:Twitter)
Xのエンゲージメントは、アカウントごとに付帯している「Twitterアナリティクス」と呼ばれる機能から解析が可能です。
Twitterアナリティクスでは、ユーザーの反応を数値で確認できます。
Xのエンゲージメントにかかわる数値を把握することで、ユーザーに人気のあるポストを分析できます。
分析結果をもとにアカウント運用の方向性を決めることで、フォロワー数・インプレッション数などのさらなるアップが狙えます。
Xアカウントを運用する最終的な目的は、多くの場合は「自社認知からの自社商品・サービスの購入」です。
目的を果たすには、自社に興味を持ったユーザーや、自社商品・サービスを購入する見込みのあるユーザーを集める必要があります。
無闇にフォロワーを増やし、自社に興味のないユーザーに自社商品・サービスを紹介し続けることは、コストパフォーマンスの面でも推奨できません。
エンゲージメント率を上げることで、自社が望んでいるターゲット層にも自社アカウントや自社ポストをリーチできる期待もできます。
エンゲージメント率は、下記の式で算出します。
割合が高いほど、ユーザーが興味を持てる投稿がされていると言えます。
デンマークのメディア企業「Influencer Marketing Hub」のベンチマークレポートによると、Xのエンゲージメント率は0.3~1.4%です。
この割合には、さまざまなバックグラウンドを持つ2,000以上のマーケティング代理店や、関連する専門家などの考えがまとめられています。
ただし、エンゲージメント率はフォロワー数によって変わります。
また国やジャンルなどによっても変動するため、一概に平均値のとおりとは言い切れません。
ですが、目安となる数字を把握することで自社の今現在の立ち位置や目標を決める基準の1つになるため、参考値として把握しておきましょう。
種類 | 概要 |
---|---|
リポスト | ポストを再びポストすること |
ポストへの返信 | 他の人のポストに反応してメッセージを送ること |
フォロー | 特定のアカウントを登録すること |
いいね | 好意や共感などを表現するハートマークをクリックすること |
リンク・ハッシュタグなどのクリック | ポストに記載したリンク・ハッシュタグなどをクリックすること |
メディアへの反応 | ポストに添付した動画や画像をクリックすること |
ここでは、エンゲージメントの計測にカウントされる、主なユーザーの行動6つを紹介します。
Xの特徴であるリポスト機能は、エンゲージメント数としてカウントされます。
リポストにより多くのユーザーに拡散されれば、リポスト数に比例して反応も増えていきます。
フォロワーだけでなく、フォロワー以外のユーザーに自社のポストを見てもらうことが重要です。
他のユーザーが自社のポストに返信(リプライ)をすることは、エンゲージメント数としてカウントされます。
ポストへの返信は、メッセージを考える必要があるため、いいねやリポストと比べてハードルが高いです。
ですが、
などのメリットがあります。
公式アカウントでは「自社製品の好きな種類を教えてください」と、ユーザーに返信を促す投稿も見受けられます。
特定のアカウントを登録しホームタイムラインに表示させる「フォロー」も、エンゲージメント数としてカウントされる行動です。
ユーザーにとって興味深いポスト、意義のあるポストを配信しているアカウントがフォローの対象になります。
お互いにフォローし合う「相互フォロー」へつなげるには、他のアカウントと積極的に接点や交流を持つことが重要です。
ユーザーがポストに対していいねをクリックする行動も、エンゲージメント数にカウントされます。
リポストと同列に扱われており、近年のアップデートでは以下の仕様が追加されました。(2022年4月現在)
より多くのいいねを獲得することで、リポストとは違う方法で拡散することが可能です。
下記のクリックも、エンゲージメント数に含まれる行動です。
リンクを掲載し別コンテンツやECサイトへの誘導などをおこなうことで、ユーザーに興味を持ってもらいます。
また、ユーザーが興味を持てるハッシュタグの活用により、ポストの拡散力を高めることもできます。
ポストに添付した動画や画像をユーザーがクリックした場合も、エンゲージメント数としてカウントされます。
Xは、Instagram・Facebookなどと異なり文章の投稿がメインです。
メディアへの反応が良ければユーザーをより惹きつけられていると言えるため、エンゲージメント率の向上につながります。
これらの顧客の反応をキャンペーンとあわせると、大きな効果を得られる場合も。Twitterキャンペーンのやり方は以下の記事にまとめましたので、知りたい場合はぜひご一読ください。
Xのエンゲージメント率を上げる4つのコツ
Xのエンゲージメント総数を上げるためのコツは、上記の4つです。
それぞれの詳細について解説します。
メッセージ内容は、ターゲットや目的に合わせて厳選しましょう。
ユーザーに「自社アカウントをフォローするメリットがある」と感じてもらえる投稿が大切です。
会社の「ここだけの話」を共有したり、ユーザーの悩みを調査・分析したりすることで、興味を持ってもらえる投稿ができます。
またターゲットにとって、企業は遠い存在です。
あえてターゲットが日ごろ感じている悩みや疑問に寄り添った投稿をすることで、親しみやすさが伝わり距離を縮められます。
エンゲージメント総数の増加には、ユーザーからの反応が良い時間帯に投稿することも重要です。
アプリ分析メディア「App Ape Lab」が解析した情報によると、以下の時間帯にXを見ているユーザーが多いと判明しています。
一方で、ターゲットによって反応が良い時間が微妙に異なります。
事前にターゲットがXをよく見る時間について調査し、その時間帯に合わせて投稿するのがおすすめです。
ポストする際にハッシュタグを用いることで、インプレッション(自社ポストがユーザーに表示された数)の増加が期待できます。
フォロワーだけでなく、ハッシュタグに興味のあるユーザーへもアプローチができるためです。
活用するハッシュタグには、以下の例があります。
インプレッションの増加と比例してエンゲージメント総数も増加していくため、おすすめの手法です。
毎日定期的にポストを実施し、自社アカウントを常に認識してもらうことも重要です。
インターネットでは毎日新しい情報が提供されているため、埋もれてしまわないよう投稿を継続する必要があります。
Xでは、タイムラインと呼ばれる時間軸にそって投稿が流れていきます。
そのため、継続した投稿で常にフォロワーのタイムラインに表示されている状態を作ることが理想です。
一方で、短期間での連続投稿や1日の内に何度も投稿をすると、ユーザーの反応率が悪くなってしまう恐れがあります。
共感を得るためには、最小限の投稿数でよりターゲットが魅力的に感じられるよう、投稿の質を追求することも必要です。
Xで自社ブランドの好感度やフォロワー数の向上を狙うなら、Xのエンゲージメント率の向上が重要です。
まずは自社のアカウントの存在を認識してもらうため、より多くのユーザーの目に入るような投稿を工夫しましょう。
なお、さらなる認知度アップを狙うなら、キャンペーンの実施やクーポンの配布などが効果的です。
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