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ECサイトにポイントシステムを導入する4つのメリット&導入方法

ECサイトにポイントシステムを導入すると、競合との差別化や顧客満足度の向上、ひいてはリピーター創出も期待できます。

しかし、導入するシステムを誤ると思ったような効果が出ない恐れもあります。だからこそ、考慮すべきポイントを押さえた上でのシステム検討が重要です。

そこで本記事では、ECサイトにポイントシステムを導入するメリット・デメリットから導入方法、考慮すべきことまで紹介します。

ポイントシステムの導入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

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顧客は6,000種類以上の中から好きなギフトを選ぶことができ、またポイントは1円単位で交換できて便利です。

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ECサイトの「ポイントシステム」とは

ECサイトのポイントシステムとは、お客様の商品購入時に「割引として利用できるポイント」を付与するサービスのことです。

購入額に応じてポイントをつけるケースが多いですが、なかには会員登録時やサイトへのログイン時にポイントを付与するケースもあります。

最近では、さまざまな手段でポイントを貯める「ポイ活」も注目されており「ポイントでお得にお買い物をしたい」と考える人も少なくありません。

自社サイトにポイントシステムを導入すると

  • 売上拡大
  • 既存顧客との関係維持

など多くのメリットを得られます。

なお、当サイトではポイ活ユーザーへWebアンケートを実施し、ポイントの貯め方や情報収集方法などについてまとめた独自調査レポートを作成しました。

調査レポートは無料でダウンロードできますので、下記のボタンをクリックのうえお気軽にご活用ください。

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ECサイトにポイントシステムを導入する4つのメリット

ECサイトにポイントシステムを導入するメリットは、主に次の4つです。

ECサイトにポイントシステムを導入する4つのメリット

  1. 商品に付加価値を付けられる
  2. 競合他社との差別化ができる
  3. 新規顧客・リピーターの獲得につながる
  4. 顧客情報を取得してマーケティングに活かせる

どのようなメリットがあるのか詳しく解説します。

メリット1.商品に付加価値を付けられる

独自の商品を取り扱っていないサイトは「商品への付加価値」が重要です。付加価値の提供は、同じ商品でも他社ではなく自社を選んでもらえるキッカケにつながります。

そのなかでも、ポイント還元や販促キャンペーンの実施は、もともとある付加価値に「今しかない」という限定的な価値の付与につながるので、顧客の購買意欲を高められる有効な施策です。

メリット2.競合他社との差別化ができる

販売している商品に独自性がなく、ある程度どこでも買えるものなら、ポイント付与による他社との差別化が効果的です。

例えば、Tポイントを貯めている人は「Tポイント連携加盟店」を探して買い物をすることがあります。

ポイントの付与があるサイトとポイントの付与がないサイトだと、ポイントの付与があるサイトを魅力的に感じる人は少なくありません。

競合他社にはない魅力を付与することで差別化をしたいときに、ポイントシステムの導入は有効な手段です。

メリット3.新規顧客・リピーターの獲得につながる

ボーナスポイントの付与や新規登録キャンペーンなどの実施により、新規顧客・リピーターの獲得が期待できます。

顧客視点に立つと「貯まったポイントで値引きできるお得感」は魅力的です。またポイントを割引に使うことでお得に買い物ができた経験があれば、「また利用したい」と思ってもらえるきっかけにつながり、リピーターの獲得にもつながります。

またポイントに有効期限を設け期限が切れるタイミングで案内を送ることで、ポイント利用目的の再購入を促せます。

メリット4.顧客情報を取得してマーケティングに活かせる

ポイント獲得と引き換えに「会員登録」を促すと、新たな顧客情報を取得できます。

取得した顧客情報を使えば、年代別やエリア別の購入履歴や時間がわかるので、顧客の行動パターンなどを分析してマーケティング施策に活かすことが可能です。

さらには、分析結果に基づいた販売戦略を練ることにより、売上拡大を期待できます。

ここまで、ECサイトにポイントシステムを導入するメリットを4つ紹介しました。

ECサイトにポイントシステムを導入する4つのメリット

  1. 商品に付加価値を付けられる
  2. 競合他社との差別化ができる
  3. 新規顧客・リピーターの獲得につながる
  4. 顧客情報を取得してマーケティングに活かせる

メリットを把握したうえで「導入方法を早く知りたい」と感じた方は、ECサイトにポイントシステムを導入する3つの方法をご覧ください。

ECサイトにポイントシステムを導入する2つのデメリット

ECサイトへのポイントシステムの導入は、メリットばかりではありません。

下記2つのデメリットも存在するため、メリットとデメリットを天秤にかけて自社に導入すべきかよく検討することが大切です。

ECサイトにポイントシステムを導入する2つのデメリット

  1. 利益率の低下につながる
  2. 導入・運用コストが発生する

一つずつ詳しく見ていきましょう。

デメリット1.利益率の低下につながる

お客様がポイントを使って商品を購入すると、実質的な値引きがおこなわれます。

したがって、過度なポイントの付与はサイト運営者にとって「利益率の低下」につながることを理解しておかなければなりません。

過去の実績やポイント利用率などを考慮して、利益が下回ることない範囲でポイント設定をおこないましょう。

デメリット2.導入・運用コストが発生する

ポイントシステムを導入する際は、システムを提供する企業へ「導入・運用コスト」を支払わなければなりません。

また、実際に運用を始めるとポイントに関する問い合わせへの対応などの「人的コスト」が発生することも理解しておきましょう。

当たり前のことですが、「導入・運用コスト」や「人的コスト」が発生しても利益が出るかの検討をした上で導入するのが望ましいです。

ECサイトにポイントシステムを導入する3つの方法

ここからは、ECサイトにポイントシステムを導入する方法を3つ紹介します。

方法メリットデメリット
ASPカートの
ポイント機能
サイト運営に役立つ、あらゆる機能がある初期費用、月額費用が発生する
オンライン決済サービス特定の決済サービスを利用する顧客を獲得できる手数料が発生する
ポイント管理システムポイントにまつわる便利な機能が多い初期費用、月額費用が発生する

「自社に適した方法はどれか」をイメージしながら読み進めてみてください。

方法1.ASPカートのポイント機能を活用する

1つ目は、ASPカートに搭載されたポイント機能を活用する方法です。

ASPカートとは、ECサイトに必要な機能が備わったショッピングカートのことです。代表例として、「Shopify」や「BASE」「makeshop」などが挙げられます。

ASPカートの種類によって異なりますが、なかには「ポイント機能が標準実装されているもの」や、「別途アプリをダウンロードすることでポイント付与機能を実装できるもの」があります。

これらのASPカートを利用した場合、手軽にポイントサービスを導入することが可能です。

【具体例】

  • Shopify:別途アプリをダウンロードすることでポイント付与機能を実装できる
  • makeshop:ポイント機能が標準実装されている

方法2.オンライン決済サービスを利用する

オンライン決済サービスとは、オンラインで決済できる手段のことです。例えば、「楽天ペイ」や「PayPay」などがオンライン決済サービスにあたります。

ECサイト運営者がオンライン決済サービスを導入すると、顧客が商品を購入した際に決済サービスが設定しているポイントがたまります。

顧客の「決済の選択肢」も増えるので、カゴ落ち防止につながる点もメリットです。

▼カゴ落ちとは
ECサイトを訪れたお客様が買い物カゴに商品を入れたものの、購入しないままサイトから離れてしまう状態

顧客のなかには同じ決済サービス会社でポイントを貯めている人もいるため、利用中の決済サービスを用意することで、自社サイトでの購入率アップも期待できます。

デメリットは、自社サイト以外でもポイントが使えるため、貯まったポイントを他社サイトで使われてしまうケースがあることです。

方法3.ポイント管理システムを利用する

ポイント管理システムは、顧客のポイントの取得と利用を効率的に管理し、リピート購入につなげるための仕組みを提供するツールです。

顧客の購買行動に応じてポイントを付与し、そのポイントを記録・管理するための仕組みが備わっています。

ポイント管理システムでできること

  • ポイントの付与・管理
  • 顧客情報の管理
  • 販売促進につながる情報収集
  • マーケティング分析

顧客データを集めてマーケティング分析をすることで、今後の販促活動に活用できます。

ポイント管理システムは、文字どおりポイントを管理するためのツールです。そのため、ポイントサービスの導入・運用を検討しているサイト運営者にとって適したツールだといえます。

次章で「ポイント管理システムの導入効果を大きくするコツ」を紹介しますので、ぜひ読み進めてみてください。

ポイント管理システムの導入時に考慮すべき2つのこと

ポイント管理システムの導入時に考慮すべき点は、下記の2つです。

ポイント管理システムの導入時に考慮すべき2つのこと

  1. 自社の固有ポイントか共通ポイントどちらを導入するか決める
  2. ポイントの交換先が充実しているサービスを選ぶ

導入効果をより大きくするためにも、本章でお伝えする内容をぜひ意識してみてください。

1.自社の固有ポイントか共通ポイントどちらを導入するか決める

1つ目は、自社サイトでしか使えない「固有のポイント」か、他の加盟店でも利用できる「共通ポイント」どちらを導入するか決めることです。

下記の表に、それぞれのメリット・デメリットをまとめました。

自社の固有のポイント共通ポイント
特長自社だけで使えるポイント加盟店であればどこの店舗でも使えるポイント
(Tポイントや楽天ポイントなど)
メリット
  • 自由度が高く、独自キャンペーンを展開しやすい
  • 貯めたポイントを自社サイトのみで利用してもらえる
  • ポイント会社のブランド力を借りられる
  • 他の加盟店での顧客が流れてくることもある
デメリット
  • ポイントの利用範囲が限られているため「使い勝手が悪い」と感じる顧客もいる
  • ポイント制度の設計などを自社で実施しなければならない
  • 貯まったポイントを自社サイトで使ってもらえるとは限らない
  • 独自のキャンペーンを実施しづらい

どちらを選択すべきかは、競合他社の状況や自社サイトの戦略によって異なります。

例えば、戦略的にプロモーションを実施したい場合や独自のブランドイメージを強化したい場合、自社の固有ポイントを選択するのが良いでしょう。

一方で、他社ポイントにも交換できる汎用性を自社ポイントに持たせることで、自社ポイントを貯めるメリット・価値を高めたい場合は、共通ポイントの選択をおすすめします。

市場の状況やお客様のニーズも踏まえつつ、どちらを導入すべきか慎重に判断しましょう。

2.ポイントの交換先が充実しているサービスを選ぶ

ポイントの交換先が充実していると、お客様がご自身のスタイルに合わせてポイントを利用しやすくなります。

お客様の利便性をより高めたいと考えている方は、ポイントの交換先が充実しているサービスを導入されてみてはいかがでしょうか。

例えば、法人向けデジタルギフトの「デジコ」は、ポイントの交換先が6,000種類以上と豊富です。

お客様はPayPayマネーライトやAmazonギフトカードなど、自分の好きなギフトと交換できます。

ポイント交換先としてデジコを導入するメリット

  • ポイントを1円単位で還元(交換)できる
  • お客様は6,000種類以上のなかから自由に交換先を選べる
  • ポイント交換のために、お客様が何かに登録する必要はない
  • 無料提供のAPI連携で自動的に発券できる
  • 発注から配布まで、すべてWeb完結できて管理もスマート

デジコであれば、各ポイント会社に問い合わせる必要はなく窓口を一本化できるため、導入企業様の負担も少なく済みます。また無料API連携でデジタルギフトを自動的に発券できるので、運用負担の軽減も可能です。

「デジコ」の詳細が気になる方は、下記からお気軽にサービス資料をダウンロードしてください。

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まとめ:ECサイトにポイントシステムを導入して顧客満足度を高めよう

ECサイトへのポイントシステムの導入は、購入ごとに「ポイント」という付加価値の提供につながるので、お得感があり顧客の獲得や競合との差別化に有効です。

お得感がある購買活動は、顧客満足度の向上につながり、売上アップも期待できます。

自社にあったポイントシステムを導入して、サイトの活性化につなげてみてはいかがでしょうか。

なお、下記の記事でポイントシステムの導入事例を紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

東村龍樹

株式会社DIGITALIO 販促DX事業本部 本部長。日本インターネットポイント協議会(JIPC)のラーニング&ネットワーキング委員としても活動中。現在は、ポイントメディアの知見を活かして、販促DX事業本部にてデジタルギフトサービス「デジコ」の責任者を務めています。