キャンペーンの賞品として、ポイントの配布を考えることはありませんか?
ポイントは、現金のように商品を購入したり特定の商品と交換したりと、お得に利用できる点がメリットです。
誰でも気軽にはじめられるため「ポイ活(=ポイント活動)」として、ポイントを貯める活動がブームになっています。
そこで本記事では、ポイ活ユーザーへおこなった下記アンケートの結果をまとめました。
10,232人に聞いた「キャンペーンと商品購入」に関する調査
ポイ活とキャンペーンを経た商品購入の関連性について詳しく知りたい場合は、ぜひご一読ください。
なお、今回の調査レポートは、以下のボタンからもダウンロードいただけます。お気軽にご覧ください。
目次 []
※本調査では「ポイントを積極的に貯めている」「どちらかといえば貯めている」と回答した人を「ポイ活をしている人」と定義しています。
「キャンペーンをきっかけに商品を購入したことがあるか」という質問に対し、全体ユーザーの約3割が「購入した経験がある」と答えました。
さらに、購入した経験があるなかでのポイ活をしている人の割合は、下記表の結果となっています。
ポイ活をしている人 | ポイ活をしていない人 | |
---|---|---|
購入したと答えた割合 | 36.9% | 9.1% |
購入していないと答えた割合 | 35.0% | 37.9% |
結果として、ポイ活の有無では購入率に約4倍の差があります。
以上から、ポイ活をしている人はキャンペーンをきっかけに、商品購入をする可能性が高いことがわかりました。
キャンペーンをきっかけにして、商品を購入する人の特徴とはなんでしょうか?
それは「世帯年収の高さ」です。
世帯年収が高いほど、キャンペーンをきっかけとした商品の購入率も高くなっています。
下記の表で、2つの世帯年収の商品を購入した人の割合を比較しました。
世帯年収200~400万円 | 世帯年収1,500~2,000万円 | |
---|---|---|
商品を購入したことがある人 | 約30% | 約60% |
商品を購入したことがない人 | 約45% | 約20% |
世帯年収1,500~2,000万円では、世帯年収200~400万円の約2倍の人がキャンペーンをきっかけに商品を購入しています。
さらに、世帯年収が上がるほど、キャンペーンによって商品を購入したか否かを把握できていることもわかりました。
これは高世帯年収ほど、キャンペーンによる商品購入の頻度が高い・家庭内の支出を把握できているとも解釈できます。
上記のグラフでは、積極的にポイ活をしている人の約4割が、キャンペーンをきっかけに商品を購入していました。
積極的にポイ活をしている人ほど、もらったポイントをきっかけに商品・サービスを購入していると言えます。
以上の調査結果から、ポイ活をきっかけにして、商品・サービスへの認知・購入につながることが判明しました。
では、ポイ活に注力している人とはどのような人なのでしょうか?次項で詳しく紹介します。
本項では今回の調査で判明した、ポイ活をするユーザーの詳細について下記4つの視点で紹介します。
どのような人がポイ活に注力している?調査した4つの視点
では、1つずつ見ていきましょう。
ポイ活をしている人が貯めているポイントの種類は、主に下記の4つです。
dポイント・Tポイントなどのお店を限定しない「共通ポイント」は、最も割合が高い収集手段です。
世帯年収による大きな差異は見られず、どの世帯年収でも3割程度を占めています。
ただ、世帯年収に比例して「クレジットカード」や「マイル」でポイントを貯めている割合がアップしています。
日常のショッピングで使う金額が、収集手段に反映されていることが特徴です。
ポイ活をしている人が、ポイントを貯めている期間はどれくらいでしょうか?
結論、ポイ活を続けている年数と獲得ポイントは比例する傾向にありました。
月間獲得ポイントが3万円を超えるユーザーの約8割は、ポイ活を3年以上おこなっています。
さらに、月に10万円以上を獲得しているユーザーは、10年以上ポイ活を続けている人が60%以上を占めていました。
しかし、月間獲得ポイントが3万円以下のユーザーは、ポイ活を続けている年数と比例した獲得ポイントに大きな差はありません。
ポイントを貯めている期間が短くても、短期間で一定の成果を得られます。
ポイ活そのもののハードルが低く、誰でも気軽に始められる点がポイ活人気につながっています。
月額獲得ポイント額BEST3
ポイ活をしているユーザーのなかで、月間獲得ポイントが最も多かった額は、1,000~5,000円相当(約30%)でした。
ついで、全体の約16%が500~1,000円相当を獲得しています。
1カ月に500円~1万円未満のポイントを獲得している人は、全体の約60%です。
ポイ活をしているユーザーにとっては、月に500円以上ポイントを獲得するのは難しくないと言えます。
世帯年収の違いに見られる傾向は、上記グラフのとおりです。
月に10万円以上を獲得しているユーザーの世帯年収は、2,000万円以上と高いことが特徴です。
これは、キャンペーンを通じて商品を購入したことがある割合が最も多い世帯年収と共通しています。
世帯年収が上がることで日常生活や買い物で使う金額が増えるため、それに付随する獲得ポイントもアップすると考えられます。
結論として、キャンペーンは商品購入のきっかけの1つとなります。
本調査では、ポイ活をしているか・していないかで、キャンペーンを経た購入率に約4倍の差がありました。
誰でも気軽にはじめられるポイ活は、生活者にとって身近な活動です。
キャンペーンを通じて商品を購入した人ほど、クレジットカード・マイルなど日常的に利用できる手段でポイ活をしています。
商品の認知や購入を目的とし、生活者を惹きつけるキャンペーンを企画してみましょう。
なお、本記事で紹介したキャンペーンと商品購入の関連についてまとめた資料を、無料で配布しています。
興味がありましたら、以下のバナーよりお気軽にダウンロードください。