「ディーラーイベントの企画を立てなければいけないが、何をすれば集客に効果的かがわからない」と、お悩みではありませんか。
ディーラーイベントは企画選びを誤ると、時間をかけて準備をしたのに集客につながらず商談が1件も生まれない、という結果になりかねません。
本記事では、ディーラーが実際に開催した事例付きで、面白い企画アイデア8選を紹介します。
あわせて、イベントの目的の決め方から実施後の効果測定、来場者に渡す特典の景品表示法の上限まで解説します。
記事を読めば次のイベントの企画と実施手順が決められる内容になっていますので、ぜひご覧ください。
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ディーラーイベントは、目的を先に決めてから企画を考えると、集客・商談につながりやすくなります。
まずは、ディーラーイベントの目的とメリットを整理していきましょう。
ディーラーイベントの目的は、大きく分けて次の3つです。
新規顧客の集客:普段は来店しない人に、店に足を運ぶきっかけをつくる
既存顧客の維持:買ったあとも店とのつながりを保ってもらう
商談機会の創出:来場をきっかけに、乗り換えや点検の相談につなげる
上記の3つすべてを1回のイベントで狙うと、企画がぼやけます。
どれを第一目的にするかを、企画を考える前に決めておきましょう。
目的の決め方は、後半の「失敗しない!ディーラーイベントを成功させる5ステップ」で解説します。
ディーラーイベント開催の最大のメリットは、車を買う予定がない人でも来店しやすくなることです。
ショールームは「買う気がないと入りにくい」と感じる人が多い場所です。
しかし、家族向けの催しや点検イベントを開催していれば、用事のついでに気軽に立ち寄れます。
来場した人に特典を渡したり、後日案内を送付したりすれば、その場で商談にならなくても次に車を検討するときに思い出してもらいやすくなります。

ここで紹介するのは、ディーラーイベントでよく開かれる8つの企画です。
それぞれ実際の開催事例を添えているので、どの目的に向く企画かを見比べながら、自店のイベントにあう形を探してみてください。
発表会・試乗企画は、車そのものを主役にする企画です。
新型車の発表会や特別試乗会、最新の安全装備やコネクティッド機能の体験会などが代表例です。
来場の動機が車への関心に限られるため、来場者の乗り換え時期と関心のある車種が、その場でわかります。
実施例としては、新型車を会場の中央に置き、来場者が運転席に座って内装と安全装備を確かめられる試乗コーナーを設けるなどです。
Audi 福岡東では、電気自動車Audi Q4 e-tronの「クイック試乗体験」を実施しています。
車両説明を含めて60分程度と所要時間を短くし、電気自動車に乗ったことがない人でも申し込みやすくした企画です。
この企画は他のディーラーでも同様に実施でき、効果が期待できます。
工作・ワークショップなどは、子どもが手を動かして楽しめる企画です。
ミニカーづくりや交通安全キーホルダーづくり、画面と連動するおえかきレースなどが代表例にあたります。
子どもが席に座って集中する時間が生まれるため、保護者が席を立たずに担当者の話を聞けるのがこのイベントのメリットです。
実施例としては、ミニカーの車体に好きな色を塗り、シールを貼って持ち帰るコーナーを設けるなどがあります。
ネッツトヨタ栃木 小山喜沢店は、子ども向け工作として「ミニ四駆工作教室」を開催しました。
ミニ四駆を組み立てる体験とコースで走らせる体験を1回90分で構成し、各回6名の少人数制で実施しています。
点検・整備とのセットは、車の維持に直結する企画です。
オイル交換の無料・割引、点検フェア、無料洗車が代表的です。
乗り換えを検討していない既存顧客にも来店する理由ができるため、商談の予定がない相手とも接点ができます。
企画の実施例は、オイル交換と洗車を無料にしたり、その場でタイヤの溝の深さを測って残量を見せたりする点検フェアなどがあります。
スズキアリーナ沼津大岡では、「スズキ愛車無料点検」を実施しました。
2023年以前に登録されたスズキ車を対象に15項目を無料で点検し、購入から時間が経った顧客に来店の理由をつくった企画です。
限定招待は、ディーラーが招待した顧客だけが参加する企画で、新型車の先行試乗会やオーナー限定ドライブ、工場見学などが代表例です。
一般公開のイベントと客層が混ざらないため、担当者が1組にかけられる時間が長くなります。
実施例としては、招待状を持つオーナーだけが入れる、発表前の新型車の先行試乗会などがあります。
レクサス宝塚は、LX・GXのオーナーとその家族7組30名だけを招待し「OVERTRAIL PROJECT」を開催しました。
私設のオフロードコースで愛車の悪路走破性を体験してもらう、招待したオーナー限定の企画です。
屋台やパフォーマンスは、会場に人の流れをつくる企画で、キッチンカーの誘致やミニ縁日、マジシャンやバルーンアーティストの実演が代表的です。
通りがかりの人にも会場の様子が見えるため、来店を予定していなかった人がそのまま入ってくる効果が期待できます。
実施例としては、店外から見える位置に並んだキッチンカーと、風船を配りながら会場を歩くバルーンアーティストを組み合わせて店舗をにぎわせる方法などがあります。
ネッツトヨタ甲斐では、支援企画チームが「スタこら大感謝祭」を開催しました。
キッチンカーやガラポン抽選会、マジックショーなどを店舗に用意し、家族連れが足を止めやすくした企画です。
SNSで広げるイベントは、来場者自身が参加して投稿する企画です。
仮装コンテストや記念撮影会、フォトスポットが代表例にあたります。
ハロウィンやクリスマスなど時期に合わせて中身を差し替えれば、同じ型を年に複数回使えるのもこの企画の利点です。
参加者が自分から写真を撮って共有するため、来場者本人の投稿が次の回の集客材料になります。
実施例としては、店内をハロウィンやクリスマス仕様に飾った記念撮影スポット作りなどがあります。
ネッツトヨタノヴェル三重 松阪店は、Instagramへリール動画を投稿しました。
店内をハロウィン仕様に飾り付けた様子をスタッドレスタイヤの案内とあわせて発信し、季節の装飾を来店の呼びかけに使った企画です。
愛犬同伴企画は、ペットを連れて来店できる企画です。
車を選ぶ条件に犬の乗せやすさが入る層がいるため、荷室の広さやシートの汚れ対策をその場で確かめてもらえます。
企画の形としては、愛犬を乗せられる試乗会、仮設ドッグランの併設、ペット用シートカバー・カーゲートの実演販売などがあります。
ポルシェセンター高輪は、2025年9月7日に愛犬同伴のフェス型イベント「Wan!der FES」を開催しました。
ポルシェを背景にしたフォトスポットや、愛犬フォト講座、愛犬との暮らしを彩る厳選アイテムが並ぶマルシェなど、愛犬と一緒に一日を通して楽しめる企画です。
ファンイベントは、同じ車種のオーナーが集まり、交流する企画です。
参加者の目的が「担当者と話すこと」ではなく「同じ車の人と会うこと」になるため、商談の場でなくても足を運んでもらえます。
企画の形としては、車種別ファンミーティング、愛車の持ち込み展示会、オーナー交流フェスティバルなどがあります。
ポルシェセンター目黒は、ポルシェのオーナー限定で「ポルシェ プレミアムブレックファースト」を開催しました。
御殿場の施設に愛車を並べて富士山を眺めながら朝食をとる、オーナー同士が集まる場そのものを価値にした企画です。

企画を選ぶ順番は、以下の5ステップです。
順に解説していきます。
まずは、ディーラーイベントの目的を以下の3つから1つ選びましょう。
目的によって追うべき数字が変わるため、イベント成否の判断に使うのは決めた目的の数字だけにします。
複数の目的を同時に狙うと、企画も告知も分散し、どの数字でイベントの効果を振り返るべきかわからなくなるためです。
次に、決めた目的に対応する企画の型を選びます。目的と企画の対応は、次のとおりです。
| 目的 | 向く企画 |
|---|---|
| 新規顧客の集客 | 屋台・パフォーマンス/SNS参加型 |
| 既存顧客の維持 | 点検・整備/限定招待/愛犬同伴/ファンイベント |
| 商談機会の創出 | 工作・ワークショップ/発表会・試乗 |
目的が違えば、イベントに呼びたい客層も、会場での過ごし方も変わります。
新規集客なら、屋台のように通りから見える型が向いています。
既存顧客の維持なら招待制や整備の型、商談機会の創出なら子どもが席に着いて担当者とじっくり話せる型を選ぶと良いです。
来てほしい層の年代と家族構成に合わせて、同じイベントの型でも中身を入れ替えます。
対象が変われば、喜ばれる内容も当日必要な準備も変わるためです。
層を1つに決めたら、イベントの中身と必要な備品を決めましょう。
例えば、工作企画の型で若いファミリー層を呼ぶなら、未就学児が多い場合は塗り絵とシール、小学生が多い場合は木工キットにする、といった調整をします。
予算と当日動かせるスタッフの人数から、実行できる企画に絞り込みます。
企画の規模が大きいほど、運営に人手を取られます。受付や誘導、子どもの対応などで人手を取られても、商談にあたる人数が残るかで判断しましょう。
運営に人手を取られて商談できる十分な人数が残らない場合は、企画の規模を縮小して調整します。
イベント開催後の効果測定で見る数字は、次の2つに絞ります。
来場者を人数で数えると、家族連れの多い回ほど数字が伸びてしまい、さらに集めた人数と成約の効率も一致しません。
同じイベントの回どうしを比べられるのは、上記の2つの軸だけです。
効果測定の方法は、指標ごとに測り方を変えます。
例えば、新規の割合は受付票を「組数」「はじめて/2回目以降」「何を見て来たか」の3欄だけにして、正の字で数える方法です。
広告費の効率は、その合計を成約台数で割った数字を開催ごとに1行ずつ一覧表に足していくと、どの企画・どの告知に効果があったのかを次回の判断に使えます。
指標の立て方から改善策の出し方については、次の記事をご覧ください。
5ステップで企画が決まったら、次に迷うのが来場者に渡す特典です。次章では、特典の金額をいくらまでにできるかを景品表示法の観点から解説します。

来場者全員に配る特典は、景品表示法の「総付景品」にあたり、金額に上限があります。
上限額は、まず取引価額を決め、その額をもとに算出します。購入を条件とせずに配る場合、取引価額は原則100円です。
ただし、自店で通常行われる取引のうち最低の価額が100円を超える場合は、その額を取引価額とすることができます。
企画を決める前に、自店の最低取引価額を確認し、その取引価額をもとに上限を出したうえで、特典の内容・金額を設定しましょう。
例えば、自店で最も安い取引が3,000円なら上限は600円、5,000円なら上限は1,000円になります。
なお、対象を限定したDMで集客した場合は、そのDMで案内した商品・役務の価額が取引価額です。
ディーラーイベントの特典選びで迷う方は、人気の特典と選び方をまとめた次の記事をご覧ください。
特典の上限額が決まったら次に考えるのは、上限内の特典を人数分どのようにそろえるかです。

ディーラーイベントでは、来場者数が読めないなかで、上限額に収まる特典を人数分そろえるのは負担の大きい作業です。
現物の特典は在庫を抱えるうえに、来場者が持ち帰る手間も生じます。
後日発送に切り替えても、今度は住所の収集と発送作業が発生します。
こうした特典配布の手間を解決するのが、デジタルギフトです。
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デジコは、最大6,000種類の交換先から受け取った人が好きなものを選べるサービスです。
そのため、家族連れから車好きのオーナーまで幅広い顧客に喜んでもらいやすいのが特徴です。
デジコなら、特典の金額を1円単位で設定できます。
そのため、来場特典・試乗特典・アンケート謝礼のように額の違う特典を、同じ発注でまとめて作り分けられる点も利点です。
例えば、上限600円の店なら、100円・200円・300円の3種類を1回で発行できます。
デジコなら、在庫管理も発送業務も発生しないため、当日は特典の配布だけに集中できます。
来場者数が読めなくても特典を多めに抱え込まずにすむのも、デジコの魅力です。
デジコのサービス内容や料金をまとめた資料は、こちらからダウンロードできますのでご覧ください。

ディーラーイベントは、目的を1つに決めてから企画を選ぶことが重要です。目的が曖昧なまま企画を決めると、手間や費用がかかる一方で、商談につながりにくくなる可能性があります。
イベントの目的が決まれば、呼びたい相手も、使う告知媒体も、終わったあとに振り返る数字も連動して決まります。
本記事で紹介した8つの企画と5つのステップを使って、次のイベントを組み立ててください。
「とはいえ、イベントは準備が大変。景品の用意も負担が大きいし……」という方におすすめしたいのが、デジタルギフトです。
在庫管理・梱包・発送業務が発生せず、URLで発行してメールやSNSで配布できるため、イベントの手間を減らせます。
なかでも法人向けデジタルギフトサービス「デジコ」は、金額を1円単位で決められるのが特徴です。
イベントの趣旨や規模に合わせて、特典の額を柔軟に設定できます。
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