6月キャンペーンはこう打つ!成功事例と企画のコツまとめ
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6月キャンペーンはこう打つ!成功事例と企画のコツまとめ

6月は祝日がなく、梅雨の影響で消費者の外出頻度も減りやすいため、「売れにくい月」というイメージを持つ方も少なくありません。

しかし、この時期だからこそ、他社と差がつくキャンペーンを仕掛けるチャンスでもあります。

本記事では、6月に反応が取りやすい切り口をもとに、実際の成功事例を交えながら、今すぐ活用できるアイデアを紹介します。

6月のキャンペーンを成功させたい方は、ぜひ最後までお読みください。

「雨の日だけの特別キャンペーン」など突発的な施策を打ちたい場合には、導入後は発注から2時間以内に発券できる法人向けデジタルギフトサービス「デジコ」が役立ちます。

API連携による自動発券にも対応しているため、景品の大量配布も効率的におこなえます。

約6,000種類以上のギフトラインナップから好きなものを選べるため、幅広いターゲットにご満足いただきやすい「デジコ」の資料は、以下のボタンよりお気軽にダウンロードしてください。

6月は売れにくい?消費者の行動傾向とは

6月は、5月の大型連休が終わったばかりで祝日もないため「消費者の購買意欲が下がりやすい時期」といわれています。

梅雨の影響で外出頻度が減り、気分が沈みがちになることから「家でリラックスしたい」「気分転換をしたい」といったニーズが高まりやすいことも特徴です。

そのため6月は、快適さを求める消費者に向けた商品やサービスが注目されやすくなる傾向にあります。

夏への切り替えのタイミングでもあるので、暑さ対策や衣替えといった「夏の準備」への関心が徐々に高まり始める時期です。

さらに、多くの企業では夏のボーナスが支給されるため、高額商品やサービスへの消費意欲が高まる傾向もみられます。

こうしたターゲットの心理や季節の特徴をうまくとらえることで、効果的なキャンペーンを実施できます。

売上が落ち込みやすい6月は、多くの企業が販促を控えがちだからこそ、他社との差をつけるチャンスです。

競合が少ないタイミングでキャンペーンを展開することで、ユーザーの目に留まりやすくなります。

「とはいえ、どんなキャンペーンを実施すればいいのだろう」という方に向けて、ここからは6月の販促における代表的な「4つの切り口」に分類して、参考になるキャンペーン事例を紹介します。

【切り口別】6月キャンペーンの参考モデル7選

6月キャンペーンの参考モデル7選

  1. 【梅雨】夏を先取り!プレゼントキャンペーン
  2. 【梅雨】梅雨のジメジメ解消キャンペーン
  3. 【夏の準備】夏本番前に、素肌の準備を始めませんか?キャンペーン
  4. 【夏の準備】6月突入!夏準備キャンペーン
  5. 【父の日】家族みんなに元気ハツラツキャンペーン
  6. 【父の日】父の日に健康を贈ろうキャンペーン
  7. 【ボーナス】夏のボーナスキャンペーン

各企業の取り組みから、自社の企画づくりに活かせるヒントを見つけてみてください。

1.【梅雨】夏を先取り!プレゼントキャンペーン

出典:丸富製紙株式会社

キャンペーン内容

  • 公式Xアカウントをフォローして対象投稿をリポスト
  • 抽選で20名に「フルーツバスケットレモン&ライムトイレットペーパー」12ロールダブル1ケースをプレゼント

梅雨の時期は、蒸し暑さや湿気による不快感が増し、気分も沈みがちになります。

そんな季節に合わせて実施されたのが、丸富製紙株式会社による「夏を先取り!プレゼントキャンペーン」です。

同社はトイレットペーパーの製造販売をおこなう企業で、この企画ではレモンとライムの香りが楽しめるフレッシュな商品をプレゼントに設定しました。

季節性と商品の親和性が高く、多くのユーザーに自然な形で届けられる好例です。

2.【梅雨】梅雨のジメジメ解消キャンペーン

出典:キッズライン

キャンペーン内容

  • 初めてキッズラインでサポートを依頼する方に「1,000円分ポイント」をクーポンコードでプレゼント

梅雨の季節は、湿気や気圧の変化によって体調を崩しやすく、家事や育児の負担も増えがちです。

そんな6月に実施されたのが、家事代行サービスを展開する株式会社キッズラインによる「梅雨のジメジメ解消キャンペーン」です。

「少しでも自分の時間がほしい」「家事負担を減らしたい」と考える家庭に寄り添った内容となっています。

クーポンコードを提供するのみの企画なので、郵送やアプリ登録などの手間をかけずに、お得感をシンプルに伝えられる設計が特徴です。

3.【夏の準備】夏本番前に、素肌の準備を始めませんか?キャンペーン

キャンペーン内容

  • 公式Xアカウントをフォローして対象投稿をリポスト
  • 抽選で10名に「DHCレチノAエッセンス」と「DHC薬用ディープクレンジングオイルリニューブライトトライアルサイズ」のセットをプレゼント

「夏に向けて自分を整えたい」と考える人に寄り添ったのが、株式会社ディーエイチシーが実施した「夏本番前に、素肌の準備を始めませんか?キャンペーン」です。

このキャンペーンでは、賞品に新製品の「レチノAエッセンス」と、定番人気商品である「薬用ディープクレンジングオイル」のトライアルセットを組み合わせています。

話題の新商品をお試しできるチャンスと定番人気アイテムでの安心感の両方が楽しめ、新規顧客はもちろん、リピーターも応募したくなる内容となっています。

4.【夏の準備】6月突入!夏準備キャンペーン

キャンペーン内容

  • 公式Xアカウントをフォローして対象投稿をリポスト、いいねをする
  • 「今年は脱毛したい部位」をリプライすると当選率アップ
  • 抽選で10名にAmazonギフトカードプレゼント

6月は、夏本番を迎える前に準備を始める人が増えるタイミングです。

脱毛サロン「レナトゥスクリニック」を展開する医療法人社団あいゆう会では、「6月突入!夏準備キャンペーン」を実施しました。

「夏に向けてキレイにしたい」「そろそろ脱毛を考えている」というユーザーを後押しするような企画が印象的です。

さらに「脱毛したい部位をコメントしてね」と呼びかけることで、ユーザーの声を集める工夫も盛り込まれています。

5.【父の日】家族みんなに元気ハツラツキャンペーン

キャンペーン内容

  • 公式Xアカウントをフォローして対象投稿を引用リポストで、お父さんとオロナミンCのエピソードを投稿する
  • 抽選で300名に父の日までに届く「オロナミンC 6本入りギフトボックス」プレゼント
  • 投稿エピソード(感謝の気持ちやお祝い)をまとめて専用サイトで公開

大塚製薬株式会社では、6月第3日曜日の父の日に「家族みんなに元気ハツラツキャンペーン」を実施しました。

「感謝の気持ちを伝えたい」「何か贈り物をしたい」と考える人が増えるタイミングで、「お父さんとオロナミンCにまつわるエピソード」を投稿するという内容です。

投稿されたエピソードは専用サイトで紹介されるため、単なるプレゼント企画にとどまらず、参加者の声を共有する構成になっています。

感謝の気持ちと商品を結びつけ、心のこもった企画として多くの共感を集めた事例です。

6.【父の日】父の日に健康を贈ろうキャンペーン

キャンペーン内容

  • 公式Xアカウントをフォローして対象投稿を引用リポストして「#父の日に健康を贈ろう」をつけ、お父さんへの感謝の言葉を投稿する
  • 抽選で5名に「エクサガンハイパー(REG-04)」をプレゼント

父の日は「ありがとう」を伝える絶好の機会でもあります。

トータルボディケアブランドのドクターエアでは、この日に合わせて「父の日に健康を贈ろうキャンペーン」を実施しました。

人気のボディケアツールがプレゼントされる内容で、キャンペーンでは「#父の日に健康を贈ろう」というハッシュタグとともに、お父さんへの感謝の言葉を投稿することで応募が完了します。

感謝の気持ちと健康というテーマが結びついた本キャンペーンは、単なる景品提供にとどまらず、ブランドの価値観を自然に伝える施策となっています。

7.【ボーナス】夏のボーナスキャンペーン

出典:auじぶん銀行

キャンペーン内容

  • 夏の1年もの特別金利+新規資金優遇キャンペーン:新規お預入れに対して特別金利を提供
  • 円定期セットキャンペーン:条件以上の額を預けると対象商品のお預入れ金額に応じた現金をプレゼント
  • 為替手数料0銭キャンペーン:円普通預金からのお預入れに限り、外貨預金の為替手数料を全通貨0銭にする

auじぶん銀行株式会社では、夏のボーナスが支給される時期に合わせて「夏のボーナスキャンペーン」を展開し、資産形成をテーマにした複数の施策を打ち出しました。

ボーナスの使い道として「投資」や「貯蓄」を検討するユーザーに向け、実利のあるメリットをわかりやすく提示したこのキャンペーンは、金融サービスならではの事例です。

以上が、6月のキャンペーン成功事例です。

次の章からは、今回紹介した成功事例に共通する視点から、成功のポイントとなるキャンペーンの切り口を整理します。

成功事例に学ぶ!6月におさえるべきキャンペーンの切り口4選

ここでは、6月に活用されている代表的な4つのキャンペーンの切り口を紹介します。

6月でおさえるべきキャンペーンの切り口4選

  1. 梅雨・雨の日
  2. 夏への準備
  3. 父の日
  4. ボーナス

自社の商品やサービスと親和性の高いテーマを選び、企画を立てるのがうまくいくポイントです。

それぞれの切り口について、順番に解説していきます。

1.梅雨・雨の日

商品例傘、レインブーツ、除湿アイテム、防カビ・消臭グッズなど
企画例
  • 雨の日限定のキャンペーン
  • 雨が降ったらポイント○倍
  • レイングッズ購入でプレゼント

6月といえば真っ先に思い浮かぶのは「雨の季節」という方は多いのではないでしょうか。

雨や湿気による不快感が続くこの時期は、消費者の気分も沈みがちになります。

この時期に効果的なのが、「雨の日限定キャンペーン」や「ジメジメ対策商品」を活用した施策です。

除湿アイテムや防カビ・消臭グッズ、癒し系のスイーツや入浴剤など、季節に合った商品との相性も抜群です。

企画次第で「雨=マイナス」という印象を「楽しいきっかけ」に変えて、他社との差別化を狙いましょう。

2.夏への準備

商品例美容・脱毛、冷感寝具・衣類、扇風機、アウトドア用品など
企画例
  • 夏支度応援キャンペーン
  • 夏本番前の先取りセール

6月は、徐々に上がる気温とともに「夏をどう過ごすか?」を考え始める時期でもあります。

このタイミングでは、夏に欠かせないアイテムの訴求が効果的です。

特に新商品を打ち出したい場合や、季節商材を扱う業種では、「今のうちに備えておこう」といった顧客心理に寄り添えるので、6月は絶好のプロモーション機会となります。

夏への準備は、6月ならではの販促テーマとして幅広く応用できる切り口です。


3.父の日

商品例お酒やグルメ、家電、健康アイテム、ファッションアイテムなど
企画例
  • 父の日限定セット
  • お父さんエピソード募集
  • 予算別プレゼントの提案

6月第3日曜日は父の日で、2025年は6月15日(日)です。

この日は父親に「いつもありがとう」を伝える日として定着しており、感謝の気持ちを表すためのギフト需要が高まる時期でもあります。

父の日のプレゼントとしては、酒やグルメ、家電、健康アイテムなど、男性向けの商品・サービスが特に注目されます。

併せて「お父さんを労わる」コンセプトや「家族で楽しめるギフト」も相性が良い切り口です。

SNSでは「お父さんへの感謝メッセージ」を投稿する参加型キャンペーンも人気です。

4.ボーナス

商品例家電、旅行、インテリア、車、保険、金融サービスなど
企画例
  • ボーナス活用術
  • 自分へのご褒美投資

6月下旬は、多くの企業で夏のボーナスが支給されるタイミングのため、一時的に手元資金が増え、消費者の購買意欲が高まりやすくなります。

一時的に財布の紐が緩むこの時期に有効なのが、高単価商品の訴求です。

例えば、家電、家具、旅行、保険、金融商品といった「価値ある投資」や「ごほうび消費」につながるキャンペーンが効果を発揮します。

購買単価を上げたい場合や、新規顧客へのアプローチを強化したい場合は、ボーナス期を逃さず企画を打つのが効果的です。

6月のキャンペーンを成功させるための3つのコツ

ここでは、成功事例に共通する成功のコツを3つ紹介します。

6月のキャンペーンを成功させるための3つのコツ

  1. 販促カレンダーを使ってタイミングを読む
  2. 参加・共有しやすい内容にする
  3. 商品と親和性のあるキャンペーンを実施する

企画段階で意識しておくと、キャンペーンの成果をぐっと高められるコツを紹介しますので、ぜひ押さえてください。

1.販促カレンダーを使ってタイミングを読む

6月のキャンペーンで成果を出すには、時期を正しく見極めたタイミング設計が重要です。

タイミングを設計する際に役立つのが、季節のイベントや天候、記念日などを一覧で把握できる「販促カレンダー」です。

例えば、梅雨入りや父の日(6月第3日曜日)というイベントは、6月の代表的な販促チャンスです。

あらかじめカレンダーに組み込み、逆算して準備を進めることで、無理なく施策を展開できます。

さらに、地域の気象情報や学校行事などと合わせて計画を立てれば、より効果的なタイミングでキャンペーンを打てます。

販促カレンダーのテンプレートがさまざまな企業で提供されていますので、「一から販促カレンダーを作成できない」という方は利用してみましょう。

2.参加・共有しやすい内容にする

参加のハードルをできるだけ低くすることも、多くの人を呼び込むためには欠かせません。

応募の手順が複雑だったり、個人情報の入力が多すぎたりすると、せっかく興味を持ったユーザーでも途中で離脱してしまいます。

例えば、SNSを活用する場合は「公式アカウントのフォロー&リポストだけで応募完了」のように参加条件がわかりやすいと、心理的なハードルが下がるため気軽に参加しやすくなります。

クーポンを使う場合も、アプリのダウンロードや会員登録を求めず、コード入力だけで割引を受けられる設計が効果的です。

3.商品と親和性のあるキャンペーンを実施する

季節に合わせた商品やサービスをキャンペーンに取り入れることは、参加率を左右します。

「この時期だからこそ欲しくなる」自社商品やノベルティがあれば、自然な流れで訴求でき、共感も得やすくなります。

梅雨の時期であれば、除湿グッズや爽やかな香り付きアイテムなどが生活シーンに合いやすく、自社商材と結びつけやすいタイミングです。

親和性のある商品がない場合や、ターゲットを幅広く設定したい場合は、「選べる」景品にするのも効果的です。

ギフト券やポイントを使い、「梅雨対策グッズを買おう」といった形で購買を促せます。

なかでもデジタルギフトは、発送の手間がなく在庫管理も不要なため、コストと運用面の両方でメリットがあります。

幅広いターゲットに訴求するならデジタルギフトの「デジコ」がおすすめ

6月のキャンペーンでは、梅雨の天候や急な気温変化に合わせて、突発的にキャンペーンを打ちたい場面も出てきます。

そんなときに便利なのが、法人向けデジタルギフトサービスの「デジコ」です。

デジコの魅力

  • 約6,000種類以上のラインナップから選べるギフト
  • 最短2日で導入、導入後は即日納品(発注から2時間以内に発券)のため「雨の日限定」など突発的なキャンペーンにも対応
  • ギフトの金額は1円単位で柔軟に設定可能
  • API連携の利用でデジタルギフトの自動発券・リアルタイム配布にも対応

「デジコ」は、受け取る側が自分でギフトを選べる形式のデジタルギフトサービスです。

AmazonギフトカードやPayPayマネーライトなど、約6,000種類以上のラインナップから好きなものを選べるため、幅広いターゲットに対応できます。

導入後は発注から2時間以内に発券ができるため「雨の日だけの特別キャンペーン」など突発的な施策にも対応可能です。

デジコは法人専用のサービスなので、API連携による自動発券など、効率的な運用ができる機能やサポートも充実しています。

「デジコ」についての資料は、以下のボタンよりお気軽にダウンロードしてください。

まとめ:6月キャンペーンを今すぐ企画しよう

6月は、祝日がなく梅雨の影響もあるため、売上が落ち込みやすい月といわれています。

ただし、消費者心理や季節要因をうまくとらえれば、むしろ他社と差をつける絶好のチャンスにもなり得ます。

本記事で紹介した成功事例やポイントを参考に、自社に最適な6月のキャンペーンを企画してみてください。

「6月」という限られた期間でも効果を出したいなら、発注から配布までがすべてWeb完結してスムーズに導入できるデジタルギフトの活用が役立ちます。

法人向けデジタルギフトサービスの「デジコ」なら、1,000社以上の導入実績から最適な運用プランをご提案することも可能です。

デジコの詳細が気になる方は、以下のボタンより資料をダウンロードのうえチェックしてみてください。

この記事を書いた人

東村龍樹

東村龍樹

株式会社DIGITALIO 販促DX事業本部 本部長。日本インターネットポイント協議会(JIPC)のラーニング&ネットワーキング委員としても活動中。現在は、ポイントメディアの知見を活かして、販促DX事業本部にてデジタルギフトサービス「デジコ」の責任者を務めています。