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インセンティブでモチベーション向上!逆効果を防ぐ正しい動機づけとは

社員のモチベーションを向上する方法として、インセンティブを取り入れる企業も多いのではないでしょうか。

インセンティブは社員への還元になりますが、使い方を間違えると逆にモチベーションを下げてしまう場合もあります。

そこでこの記事では、インセンティブとモチベーションの関係について以下の内容をまとめました。

  • インセンティブとは何か
  • インセンティブがモチベーション向上につながる理由
  • 逆効果をもたらす「アンダーマイニング効果」とは
  • インセンティブによるモチベーション低下を防ぐコツ

モチベーション向上のためにインセンティブを検討している場合は、ぜひ最後までご覧ください。

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インセンティブとは

そもそもインセンティブとは、「外部から与えられる刺激や動機づけ」のことです。

モチベーションは内側から湧いてくる自発的なやる気であるため、インセンティブがやる気を誘因する役割を果たします。

インセンティブというとお金やモノを指す場合も多いですが、実はさまざまな使い道や種類があります。まずはインセンティブとは何か簡単に見ていきましょう。

インセンティブは大きく2種類ある

インセンティブは、「金銭的インセンティブ」と「非金銭的インセンティブ」の2種類に大きく分けられます。

金銭的インセンティブはお金やモノをもらうことが動機づけとなり、非金銭的インセンティブは他者評価や自己目標などが動機づけになります。

非金銭的インセンティブはさらに細かい種類があり、すべてを一覧にすると以下のとおりです。

種類内容
金銭的インセンティブモノやお金などの報酬が動機づけとなるインセンティブ
評価的インセンティブ周囲からの評価や表彰が動機づけとなるインセンティブ
人的インセンティブ周囲の人柄や人間的魅力が動機づけとなるインセンティブ(例:尊敬する上司と一緒に働きたいから頑張る)
理念的インセンティブ企業・団体の存在価値や理念が動機づけとなるインセンティブ(例:NPOに所属して社会貢献活動を頑張る)
自己実現的インセンティブ自分の目標や将来のビジョンが動機づけとなるインセンティブ

モノやお金以外を付与するメリットや、非金銭的インセンティブの具体的な事例については他の記事でまとめています。こちらもぜひご覧ください。

インセンティブとボーナスの違い

お金によるインセンティブの場合、ボーナスと何が違うのか疑問にもつこともあるのではないでしょうか。両者の違いは以下のとおりです。

  • インセンティブ:個人の目標達成や成果により得られる報酬
  • ボーナス:会社の業績により多くの社員が得られる報酬

インセンティブは個々の頑張りに応じて金額が決まる一方、ボーナスは会社の業績によって決まります。

また受け取る社員も異なり、インセンティブは対象者が限定的ですが、ボーナスは対象者が正社員全員など幅広いです。

その他にも、インセンティブの基本は別の記事で紹介しています。基礎から詳しく知りたい場合は、以下よりご覧ください。

インセンティブがモチベーション向上につながる3つの理由

インセンティブがモチベーション向上につながる理由

  • 目標達成のために気合いが入る
  • 公平に評価されていると感じる
  • 競争心が芽生え周囲と高め合える

インセンティブを導入することは、社員のやる気を高めるのに効果的です。

ここでは、なぜインセンティブがモチベーション向上につながるのか、理由を見ていきましょう。

理由1.目標達成のために気合いが入る

インセンティブはいわば頑張ったご褒美です。「成し遂げればご褒美が待っている」と考えれば、大変な仕事でも気力が湧いてきます。

そしてインセンティブを受け取るためには、目標を達成する必要があります。

目標達成に向けてより一層気合いが入ることから、インセンティブはモチベーション向上につながるのです。

理由2.公平に評価されていると感じる

インセンティブは公平な評価制度にも役立ちます。

どのような基準で評価されているか不明瞭だと、「上司の主観で評価されているのではないか」「なぜあの社員のほうが高評価なのかわからない」といった不信感を生みます。

インセンティブはあらかじめ定めた目標を達成すると受け取れるため、評価基準が明確です。公平な評価基準があれば納得感をもって仕事に取り組めます。

理由3.競争心が芽生え周囲と高め合える

営業成績などがインセンティブの評価基準になる場合、周囲と良いライバル関係を築くことが可能です。

勝者となった成功体験は、さらに上の目標を目指すきっかけとなります。また、敗者になった際は、改善点を考える力や悔しい気持ちをバネに飛躍する力が付きます。

インセンティブは社員がお互いに切磋琢磨し、高め合う環境を作るきっかけとなるでしょう。

インセンティブが逆効果に?知っておきたい心理学的要因

ここまでは、インセンティブがもたらす良い効果についてお伝えしました。

しかし、場合によってはインセンティブがモチベーションを下げるという実験結果もあるのです。

やる気を引き出すためのインセンティブが、なぜ逆効果になってしまうのでしょうか。

モチベーションを下げる「アンダーマイニング効果」

インセンティブでモチベーションが下がってしまうのは、心理学における「アンダーマイニング効果」が関係します。

アンダーマイニング効果とは、報酬や罰を与えられることで逆にやる気が削がれる現象です。

アンダーマイニング効果の実験では、報酬があるグループと報酬のないグループを比較した際に、後者のほうが成果を出したという結果もあります。

参考:労働の動機づけにおける 金銭的報酬と非金銭的報酬の役割

ただし、アンダーマイニング効果が発生するのは、本人が自発的なやる気に満ちている場合に限ります。

この自発的なやる気や動機づけというのが、内発的モチベーションです。

内発的モチベーションと外発的モチベーション

アンダーマイニング効果には、内発的モチベーションと外発的モチベーションが大きく影響します。

  • 内発的モチベーション:好奇心や自己決定感からくる自発的な動機づけ
  • 外発的モチベーション:報酬や罰を受け取ることによる動機づけ

インセンティブは外発的モチベーションのひとつです。

課題に興味関心があり意欲的になっている人、つまり内発的モチベーションが高い人に対しては、アンダーマイニング効果が起こりやすくなります。

裏を返せば、そもそも課題に興味関心が高くない場合は、お金やモノを与えても問題ありません。

内発的モチベーションがある人に関しては、インセンティブでただお金やモノを付与するのではなく工夫が必要です。そのためのコツを続けて見ていきましょう。

インセンティブによるモチベーション低下を防ぐ3つのコツ

インセンティブによるモチベーション低下を防ぐコツ

  • 行動や努力を褒める
  • 厳しいノルマや罰則を与えない
  • インセンティブの種類を使い分ける

ここで紹介するコツは意欲がある人のやる気を尊重するだけでなく、内発的モチベーションをさらに育てることにもつながります。それぞれのコツを紹介します。

コツ1.行動や努力を褒める

ひとつ目のコツは、社員のとった行動や努力してきた姿勢を褒めることです。

行動や努力といった過程を褒めることで、褒められた側は自己肯定感が満たされます。また、結果だけでなくプロセスに注目していることを示せるため、「頑張りをちゃんと見ている」というメッセージも伝えられます。

褒めるときは「今後も続けてほしい行動」や「自分がされてうれしかった点」など、具体的なポイントを述べると、どこが重視されているのか相手も意識できるでしょう。

コツ2.厳しいノルマや罰則を与えない

プレッシャーとなってしまうため、厳しいノルマや罰則は与えないようにしましょう。

高すぎるノルマが課されると、「頑張ってもどうせ達成できないから」とやる気を低下させます。

また、頑張る理由が「罰を受けないため」になってしまい、興味関心を育てることはできません。

コツ3.インセンティブの種類を使い分ける

インセンティブは種類があるため、課題によって何を付与するか使い分けるのもおすすめです。

インセンティブは種類によって内発的モチベーションと外発的モチベーション両方を促す場合もあれば、人によってどちらのモチベーションになるか変わる場合もあります。

お金やモノによる金銭的インセンティブでも、「自分のスキルや努力に応じて与えられた正当な評価」と受け取る側が感じればモチベーションは下がりません。

そのため、どのようなインセンティブを選ぶかは、成果に対する妥当なラインを複数人(部署内など)で検討してみると良いでしょう。

インセンティブ制度のよくある失敗例はこちらの記事でもまとめているので、知りたい場合は併せてご参照ください。

インセンティブにも使えるデジタルギフト

お金やモノによるインセンティブを考えているなら、デジタルギフトがおすすめです。

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まとめ:インセンティブは使い方次第でモチベーションが向上する

インセンティブは社員のやる気を高める方法のひとつですが、アンダーマイニング効果により逆効果になる場合もあります。

社員のやる気を削がないためには、結果だけでなくプロセスを褒めたり、価値に見合ったインセンティブを付与したりすることが大切です。

インセンティブをうまく活用し、モチベーション向上につなげましょう。

この記事を書いた人

東村龍樹

株式会社DIGITALIO 販促DX事業本部 本部長。日本インターネットポイント協議会(JIPC)のラーニング&ネットワーキング委員としても活動中。現在は、ポイントメディアの知見を活かして、販促DX事業本部にてデジタルギフトサービス「デジコ」の責任者を務めています。