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ポイントの交換レートはどう決める?ポイント交換先としておすすめのサービスも紹介

「ポイントサービスを始めてみたいけど、実際のポイントの使い道や交換レートの決め方など具体的な運用がわからない」とお悩みではありませんか?

本記事では、ポイントサービス運用を考えている方へ向けて「ポイントの交換レートの考え方」や「おすすめしたいポイント交換先」について紹介します。

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自社ポイントを他サービスに交換するメリットとは?

貯めたポイントの交換先として他社のポイントや商品に交換するサービスがあります。他サービスに交換する1番のメリットは、顧客の選択肢を広げて自社を利用する動機づけになることです。

例えば、フィットネスジムの場合、下記のAとBどちらのポイント制度がより魅力的に感じるでしょうか。

A・Bともに利用に応じてポイント制度を導入した場合

【Aのフィットネスジム】
貯まったポイントの交換先は、月額の使用料やオリジナルウェアとの交換など、Aでのみ使える

【Bのフィットネスジム】
貯まったポイントの交換先は、複数のサービスや他の店舗で使用できるポイントに交換できる

AよりもBのほうが、ポイントを活用する機会が多くなり、「〇〇に交換できるからAよりBを選ぶ」という魅力へとつながります。

このように、自社ポイントサービスの利用率が低い場合には、大手企業のサービスや共通ポイントへと交換可能にすることで、自社を選ぶ理由の1つになり得ます。

ポイントの交換レートを考えるときに着目したい2つのポイント

自社の固有ポイントを他社ポイントにするときに大切なのは「交換レート」です。

交換レートは各企業によって異なります。交換レートが顧客にとって理解しやすく納得感のあるものでなければ、「サービスを利用してポイントを貯めよう」という気持ちにはならず、購入やサービス利用の動機にもなりません。

交換レートを決める際には、以下の2点のポイントをおさえると考えやすくなります。

ポイント交換レートの考え方2つのポイント

  1. 交換レートがわかりやすいか
  2. 利益を生み出せるか

それぞれ詳しく解説します。

ポイント1.交換レートがわかりやすいか

交換レートがわかりやすいかはポイントを利用するユーザーにも重要で、交換先を選ぶ基準の1つになり得ます。前述のとおり、交換レートは各企業によってさまざまなため、利用方法によっては使いづらくなってしまうからです。

わかりやすさを重視するなら「1ポイント=1円」と設定するのをおすすめします。ユーザーがどのくらいのポイントが貯まっているのかを直感的に判断しやすいためです。

一方で、現金と直結している分現実感があり、お得感は薄れる傾向にあります。こういった場合には、キャンペーンなどを利用して、一時的に「1ポイント=3円」のようなお得感のあるレートを設定する施策を打つなどの工夫が必要です。

ポイント2.利益を生み出せるか

自社ポイントを他社サービスと連携させるにはメリットがある一方で、コストがかかります。想定できるざっくりとしたコストは下記のとおりです。

想定コスト

  • サービス手数料
  • システム利用料
  • ポイント管理、顧客サポートなどの運用コスト

例えばデジコの場合には、10%のサービス利用料が発生します。つまり、1,000円分のギフトを発行した場合には100円の利用料がかかる計算です。

ポイントの交換レートを決める前に、上記のような想定コストをカバーし、かつ自社にとって経済的に持続可能であるかを検討しましょう。

ただし、最初に決めたレートが常に最適とは限りません。市場の動きや顧客の反応を見ながら必要に応じてレートを変えていくことも大切です。

自社ポイントを他社ポイントに交換する際のレート事例

ここでは、自社ポイント他社ポイントに交換する際の例として、代表的な企業の交換レートを一覧化して紹介します。

サイト名レート交換可能なポイント数交換先
くらしTEPCO1ポイント=1円300ポイント〜
  • Tポイント
  • Pontaポイント
  • WAONポイント
  • nanacoポイント
  • dポイント
  • Amazonギフトカード
  • PayPayマネーライト

など

セゾンカード200ポイント=900円分200ポイント〜
  • 交換アイテム
  • 割引
  • dポイント
  • Pontaポイント
  • nanacoポイント
  • Amazonギフトカード
  • JALマイル

など

ANAマイル10,000マイル=Tポイント10,000ポイント
(※提携先により異なる)
10,000マイル〜
  • 航空券
  • ANA Pay
  • Tポイント
  • nanacoポイント
  • 楽天ポイント

など

上記のように交換レートはサイトによって大きく異なります。事例を参考に自社にとって最適なレートを検討しましょう。

おすすめのポイント交換先を9つ紹介!

おすすめのポイント交換先を9つ紹介します。交換先サイトを一覧化すると以下のとおりです。

サービス名特徴
デジコ
  • ポイントを1円単位で交換可能
  • 月額・初期費用は0円・即日納品(発注から2時間以内に発券)で導入
  • メールでの配信機能あり
Amazonギフトカード
  • 大量購入が楽にできる
  • 5つの発注方法から選べる
  • オリジナルデザインを作れる
Pontaポイント
  • 全国のPonta提携社とネットサービスで利用可能な共通ポイントサービス
  • 会員数が1億人以上と多く、交換先も豊富
dポイント
  • 全国のdポイント提携社やネットサービスで利用可能な共通ポイントサービス
  • 会員数は9,500万人以上
  • アンケートや投資アプリなどあらゆる方法でポイントを貯められる
WAONポイント
  • 全国のイオングループ対象店舗・加盟店で利用できる
  • WAON電子マネー利用時にポイントが貯まるサービス
  • 発行カード枚数9,000万枚以上
  • シニアや家族向けのサービスが多い
nanacoポイント
  • nanaco電子マネー利用時や銀行利用でポイントが貯まるサービス
  • 全国のセブン-イレブン対象店舗・加盟店で利用可能
Tポイント
  • ショッピング時にカード提示でポイントが貯まる共通ポイントサービス
  • 全国のTSUTAYAやファミリーマート・加盟店で利用可能
  • 知名度・利用者ともにトップレベル
PayPayマネーライト
  • PayPay社が発行する電子マネーサービス
  • マネーライトは銀行口座への出金不可
  • 交換したポイントは有効期限が無制限
au PAY
  • スマートフォンアプリを利用したQRコード決済サービス
  • ポイントはPontaポイントを経由すればau PAYで利用可能

各サービスの特徴について、さらに詳しく見ていきましょう。

交換先1.デジコ

サービス名デジコ
特徴
  • ポイントを1円単位で交換可能
  • 月額・初期費用は0円・即日納品(発注から2時間以内に発券)で導入
  • メールでの配信機能あり

ポイントの交換先として最初に紹介したいのは自社のデジタルギフトサービス「デジコ」です。デジコは、Amazonギフトカードを中心に6,000以上のサービスへ交換できるデジタルギフトサービスです。

特徴的な点としてメールでギフトを贈れる機能が挙げられます。無料API連携でデジタルギフトを自動的に発券できるため、管理や準備の手間なく運用が可能です。

実際に、数千名規模の会員のポイント交換先としてデジコのAPI連携を行った事例では、株式会社NTTスマイルエナジー様の「スマイルeポイント」があります。

数千名規模へのポイント配布を全自動化できたことで、運用負担が大幅に軽減されたと好評いただきました。

事例について詳しくは「株式会社NTTスマイルエナジー様」をお読みください。

なお、デジコのさらに詳しい情報については資料にてまとめていますので、以下よりダウンロードください。
デジコの資料をダウンロードする

交換先2.Amazonギフトカード

出典:https://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=6342944051

サービス名Amazonギフトカード
特徴
  • 大量購入が楽にできる
  • 5つの発注方法から選べる
  • オリジナルデザインを作れる

Amazonギフトカードは、大手ECサイトAmazonで使えるギフトカードです。

法人向けでは、Amazonギフトカードの大量発注や請求書払いができたり、カードにオリジナルデザインを施せる点が特徴です。

また、住所に直接届けるカードタイプやEメールで送るタイプなど、5つの発注方法(納品形態)から選べるので顧客の利用シーンにあわせた使い方ができます。

Amazonギフトカードについて詳しくは以下の記事にまとめていますので、あわせてお読みください。

交換先3.Pontaポイント

出典:https://point.recruit.co.jp/point/

サービス名Pontaポイント
特徴
  • 全国のPonta提携社とネットサービスで利用可能な共通ポイントサービス
  • 会員数が1億人以上と多く、交換先も豊富

Pontaポイントは、株式会社ロイヤリティマーケティングが運営している共通ポイントサービスです。

一番の魅力は会員数です。利用できる店舗数が約25万店、会員数1億574万人と多くの会員がいるため、利用者にとっても身近なポイントサービスであるといえます。

Pontaポイントへ交換できる提携先も、リクルートポイントをはじめ、JALマイレージバンクや公共系サービスなど幅広くあります。(参考:Pontaポイントに交換

交換先4.dポイント

出典:https://dpoint.docomo.ne.jp/index.html

サービス名dポイント
特徴
  • 全国のdポイント提携社やネットサービスで利用可能な共通ポイントサービス
  • 会員数は9,500万人以上
  • Webサイトでのアンケートや投資アプリなどあらゆる方法でポイントを貯められる仕組みがある

ドコモが運営するdポイントは、貯めたポイントをドコモのサービスの利用料金や日常のショッピングなどで使えるポイントプログラムです。

dポイントカード登録会員は約9,500万人を超えて、共通ポイントサービスとしてトップレベルの規模があります。

また、スキマ時間にできるゲームやdポイントを使ったポイント投資サービス、歩数によりポイントが貯まる健康管理アプリなど、ポイントを貯める仕組みが多岐にわたります。

他社ポイントからの交換できる提携先も、公共系サービス、ポイントサービスなどさまざまです。(参考:dポイントに交換

交換先5.WAONポイント

出典:https://www.waon.net/

サービス名WAONポイント
特徴
  • 全国のイオングループ対象店舗・加盟店で利用できる
  • WAON電子マネー利用時にポイントが貯まるサービス
  • 発行カード枚数9,000万枚以上
  • シニアや家族向けのサービスが多い

WAONポイントは、イオンリテール株式会社が提供するポイントサービスです。WAON電子マネー利用時やサービス利用などでポイントが貯まります。

WAONカードは、シニア向けのキャンペーンや、家族間でのポイント合算などの家族向けサービスが特徴です。自社のターゲットがイオングループのユーザー層と同じであれば相乗効果が期待できます。

WAONポイントに交換できる提携先は、各種クレジットカードや公共系サービスのポイントのほか、ポイントサイトで貯めたポイントも交換できます。(参考:WAONポイントに交換

交換先6.nanacoポイント

出典:https://www.nanaco-net.jp/

サービス名nanacoポイント
特徴
  • nanaco電子マネー利用時や銀行利用でポイントが貯まるサービス
  • 全国のセブン-イレブン対象店舗・加盟店で利用可能

株式会社セブン&アイ・ホールディングスが運営するnanacoポイントとは、nanacoの電子マネーでの買い物や銀行の利用などで貯められるポイントサービスです。

電子マネーのチャージを店舗レジやセブン銀行ATMでできることもあり、セブン-イレブンをよく利用する方はもちろん、学生や若年層まで利用者の幅が広い印象を持ちます。

nanacoポイントに交換できる提携先は、セブンマイル・各種クレジットカード・銀行金融系・公共サービス・ポイントサイトなど豊富です。(参考:nanacoポイントに交換

交換先7.Tポイント

出典:https://tsite.jp/

サービス名Tポイント
特徴
  • ショッピング時にカード提示でポイントが貯まる共通ポイントサービス
  • 全国のTSUTAYAやファミリーマート・加盟店で利用可能
  • 知名度・利用者ともにトップレベル

Tポイントは、TSUTAYAが代表的なCCCMKホールディングス株式会社が提供する共通ポイントプログラムです。

2003年にサービスを開始した共通ポイントサービスの草分け的存在で、知名度や利用者数は国内でもトップレベルを誇ります。

また、Tポイントを貯められるクレジットカードは10種類以上発行されており、効率よくTポイントを貯めるためにクレジットカードで利用する方もいます。(参考:Tポイントに交換 )

交換先8.PayPayマネーライト

出典:https://paypay.ne.jp/

サービス名PayPayマネーライト
特徴
  • PayPay社が発行する電子マネーサービス
  • マネーライトは銀行口座への出金不可
  • 交換したポイントは有効期限が無制限

PayPayマネーライトは、本人確認の要らない電子マネーサービスです。他社で貯めたポイントをPayPayの電子マネーとして利用できます。

出金が可能なPayPayとは違い、PayPay社が発行する電子マネーのため、現金として銀行口座への出金や自治体への請求書払いができません。(税金以外の請求書払いには利用できます)

PayPayマネーライトに交換可能な提携先はハピタスやポイントインカムなどポイントサイトが多くあります。(参考:PayPayマネーライトに交換

交換したポイントは有効期限が無制限であることも魅力です。

交換先9.au PAY

出典:https://aupay.wallet.auone.jp/

サービス名au PAY
特徴
  • スマートフォンアプリを利用したQRコード決済サービス
  • ポイントはPontaポイントを経由すればau PAYで利用可能

au PAYは、auブランドを展開するKDDIが運営するQRコード決済サービスです。アプリで電子マネーをチャージして支払いできます。

ポイント交換は、現状Pontaポイントのみが交換可能です。自社ポイントをau PAYで使いたい場合には、Pontaポイントを経由してau PAYにチャージします。

また、au PAYには残高をチャージできる法人向け電子ギフト券「au PAY ギフトカード」もあり、営業や販促ツールとして活用の幅が広くあります。

まとめ:交換レートを知って自社にあった交換サービスを探そう

自社のポイントの新たな使い道として、他社のポイントや商品に交換するサービスがあります。他サービスに交換する1番のメリットは、顧客の選択肢を広げて自社を利用する動機づけになることです。

一方で、ポイントの交換先やレートは、多岐にわたります。運用を考える際には、まずは現状どのようなものがあるのかを把握し、自社にあったサービスを選択しましょう。ユーザー目線に立ちわかりやすさや使いやすさを考えると検討しやすくなります。

なお、ポイント交換先の1つのアイデアとしておすすめしたいのが、デジタルギフトサービス「デジコ」です。

デジコは、Amazonギフトを中心に6,000以上のサービスへ交換できるデジタルギフトサービスです。1円単位から好きなデジタルギフトを選べ、登録の必要なく自動でポイントを交換できます。

詳しい資料は以下よりダウンロードください。
デジコの資料をダウンロードする

この記事を書いた人

東村龍樹

株式会社DIGITALIO 販促DX事業本部 本部長。日本インターネットポイント協議会(JIPC)のラーニング&ネットワーキング委員としても活動中。現在は、ポイントメディアの知見を活かして、販促DX事業本部にてデジタルギフトサービス「デジコ」の責任者を務めています。