マストバイキャンペーンとは?成功する3つのポイント&事例を紹介
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マストバイキャンペーンとは?成功する3つのポイント&事例を紹介

「マストバイキャンペーンがどんなキャンペーンか知りたい」と考えていませんか?

マストバイキャンペーンは直接的な購買行動を促すため、非常に効果を期待できる販促プロモーションです。

本記事では、マストバイキャンペーンについて以下の内容を紹介します。

  • マストバイキャンペーンとは
  • マストバイキャンペーンを実施する際のポイント
  • マストバイキャンペーンの成功事例

マストバイキャンペーンの基礎知識から実践的な内容まで、わかりやすいようにまとめました。ぜひ最後までご覧ください。

レシートを活用したマストバイキャンペーンなら「デジコ」の活用がおすすめです。

デジコはレシートOCRシステムの提供から景品配布までおこなうため、キャンペーンの手間や運営コストを削減できます。

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マストバイキャンペーンとは

マストバイキャンペーンとは、商品を買った人が参加できるキャンペーンのひとつです。

英語のMust buy(買わなければならない)という意味から付けられています。

消費者がキャンペーン応募のために商品・サービスを購入するため、購買率をより高めるのに効果的な販促方法です。

販促キャンペーンにはさまざまな方法があり、マストバイキャンペーンのように参加条件が限られる手法はクローズドキャンペーンと呼ばれます。

マストバイキャンペーンをより詳しく知るために、続いてはおおまかなキャンペーン手法の違いについて見ていきましょう。

オープンキャンペーンとクローズドキャンペーンの違い

キャンペーンはオープンキャンペーンとクローズドキャンペーンの大きく2つがあります。

それぞれの違いは以下のとおりです。

 オープンキャンペーンクローズドキャンペーン
参加条件ゆるめやや高め
目的認知拡大購買

「まずは商品・サービスを知ってほしい」「商品の知名度を上げたい」などの場合は、誰でも参加しやすいオープンキャンペーンが向いています。

オープンキャンペーンは、SNSのフォローをするだけといった簡単な参加条件のため、不特定多数の参加者を望めます。

その一方で、クローズドキャンペーンは「商品・サービスの購入率を〇〇%上げたい」といった直接的な購買が目的です。

参加条件として「商品の購入レシートを提出する」「有料サービスに申し込む」など、参加のハードルは少しだけ高くなります。

このような違いがあるため、プロモーション目的や商品の特性に合わせて実施することが重要です。

マストバイキャンペーンと景表法の関係

マストバイキャンペーンを実施する際は、景表法(景品表示法)に基づく景品規制が関係します。

景品規制において景品上限額が決められており、さらに共同懸賞と一般懸賞で上限額は異なります。

 共同懸賞一般懸賞
説明複数事業者が共同で主催する懸賞事業者が単体で主催する懸賞
景品上限額一律30万円5,000円未満:取引価額の20倍
5,000円以上:10万円
景品総額懸賞に係る売上予定総額の3%懸賞に係る売上予定総額の2%

一般懸賞の景品上限額を例にすると、100円の商品でキャンペーンに参加した場合は景品上限額は2,000円です。

キャンペーン景品は参加率を左右する重要項目のため、景表法を守りつつ、良い反応を得られそうな景品を選ぶことが求められます。

マストバイキャンペーンで使われる4種類の購入証明

マストバイキャンペーンで使われる4種類の購入証明

  • 種類1.商品パッケージの一部(バーコードや応募マーク)
  • 種類2.商品添付のシール
  • 種類3.商品購入時のレシート
  • 種類4.QRコードやシリアルナンバーのシール

マストバイキャンペーンは商品購入が参加条件のため、買った証(=購入証明)となるもので応募するのが一般的です。

ここではマストバイキャンペーンでよく用いられる4種類の購入証明について紹介します。

種類1.商品パッケージの一部(バーコードや応募マーク)

主な応募方法Web・はがき(応募シート)
  • 商品パッケージについたバーコード
  • お菓子の外箱に書かれた応募切り取りマーク
メリットパッケージ既存のバーコードやマークを使うため、キャンペーン用の追加制作が不要
デメリット店頭POPなど別途告知しないとキャンペーンに気付かれにくい

商品パッケージに付いたバーコードや応募マークを切り取り、はがきや応募シートに貼る方法があります。

バーコードの場合はスマートフォンで撮影し、Webサイトから応募するオンラインキャンペーンも実施可能です。

種類2.商品添付のシール

主な応募方法はがき(応募シート)
商品に貼られたキャンペーン特有のシール
メリット応募シール自体が商品のアイキャッチとなる
デメリット応募シールの制作や貼り付け、回収にコストがかかる

キャンペーン特有のシールを商品に貼り、シールを集めて応募する方法です。

有名なキャンペーン例として「ヤマザキ春のパン祭り」があります。

1981年から毎年春に開催する長寿キャンペーンであり、景品の白いお皿を欠かさず収集する熱心なファンもいます。

長期的なリピート購買を期待できる購入証明です。

種類3.商品購入時のレシート

主な応募方法Web・はがき(応募シート)
購入した対象商品が記載されたレシート
メリット
  • オンライン・オフラインどちらのキャンペーンも開催しやすい
  • レシートから購買情報を得られる
デメリット店頭POPなど別途告知しないとキャンペーンに気付かれにくい

オフラインならレシートを応募シートやはがきに貼って応募、オンラインならレシートをスマホカメラでスキャンして応募する方法があります。

オンラインで実施できるレシートOCRキャンペーンは、運用を効率化できるためおすすめです。

また、レシートからは購入店舗や一緒に購入されている商品など、副次的な情報が得られます。

得られた購買情報をマーケティングに活用すれば、次のプロモーション成功につなげられます。

種類4.QRコードやシリアルナンバーのシール

主な応募方法Web
内側にQRコードやシリアルナンバーが記載された応募シール
メリット即時抽選やマイレージ型キャンペーンを開催できる
デメリット商品を購入しない不正応募の防止策を検討する必要がある

QRコードやシリアルナンバーは、オンラインで開催するマストバイキャンペーンと相性がよいです。

例えば応募後すぐに当落結果がわかる即時抽選をおこないやすく、抽選にかかる運用コストを下げられます。

また、購買ポイントを簡単に管理できるため、マイレージ型キャンペーンによるリピート購入も期待できます。

マストバイキャンペーンの応募率を高める3つのポイント

マストバイキャンペーンの応募率を高める3つのポイント

  • ポイント1.キャンペーンの認知を促す施策を実施する
  • ポイント2.簡単に応募しやすいように工夫する
  • ポイント3.魅力的な景品を用意する

上記3つのポイントを意識することで、マストバイキャンペーンが成功へとより近付きます。

具体的な施策やアイデアを踏まえながら、マストバイキャンペーンの応募率を高める3つのポイントを紹介します。

ポイント1.キャンペーンの認知を促す施策を実施する

より多くの人が参加してくれるよう、キャンペーンの認知を広める施策を打ちましょう。

キャンペーンの認知度が高ければ、その分応募率アップを期待できます。

キャンペーン認知を高める施策例

  • キャンペーンサイトを作成する
  • SNSやメディアで告知する
  • 店頭に目立つPOPを置く

まずは「お得なマストバイキャンペーンがある」ということを知ってもらうことが大切です。

ポイント2.簡単に応募しやすいように工夫する

キャンペーンへの参加は簡単なほうが、より多くの人に応募してもらえます。

応募工程が複雑だったり参加条件が難しかったりすると、「面倒だしいいや」と消費者は感じます。

簡単に応募できるアイデア例

  • スマホで簡単に応募できるレシートOCRキャンペーンを実施する
  • キャンペーンの応募シートは商品のすぐ近くに置くなど

販促効果を十分得るためにも、「応募工程で疑問は生まれないか」という視点で施策を検討しましょう。

ポイント3.魅力的な景品を用意する

キャンペーンに参加する人は、「この景品が欲しい」という気持ちで応募しています。

特にマストバイキャンペーンは商品購入が必要なため、消費者が実費負担をしても惹きつけられる景品でなくてはなりません。

魅力的な景品例

  • 限定・オリジナルグッズ
  • 応募金額以上に価値のある高額景品
  • 誰でも使いやすい金券やデジタルギフト

幅広い人に喜ばれる景品を選ぶなら、デジタルギフトがおすすめです。

デジタルギフトはSNSやメールで送れる電子ギフトで、実際の商品やポイント類に交換できます。

受取手が好きなギフトを選べるサービスや、少額~高額の幅広いラインナップがあるため非常に自由度の高い景品です。

マストバイキャンペーンの成功事例3選

マストバイキャンペーンの成功事例3選

  • キウイフルーツキャンペーン│ゼスプリ
  • ビバ!ドリームキャンペーン│キリン
  • 産後ケアの日キャンペーン│クレシア

ここでは、成功したマストバイキャンペーン事例を3選ご紹介します。

真似しやすい施策も多いため、キャンペーン実施の参考にしてみてください。

事例1.キウイフルーツキャンペーン│ゼスプリ


出典:https://www.zespri.com/ja-JP/campaign/mustbuy

キウイフルーツを販売するゼスプリで実施されたマストバイキャンペーンです。

キウイフルーツに貼られたいつものシールを集め、はがきで応募するシンプルな施策となっています。

1口につきシール10~20枚で応募でき、応募数の制限はありません。

日常的にキウイフルーツを食べる人ならすぐシールが集まるため、参加しやすいマストバイキャンペーンです。

事例2.ビバ!ドリームキャンペーン│キリンビバレッジ


出典:https://www.kirin.co.jp/campaign/beverage/viva/guidelines/

キリンビバレッジが実施するビバ!ドリームキャンペーンは、東京ディズニーリゾートに関する景品が当たります。

トイ・ストーリーホテル宿泊券やパークチケット、貸切パーティの招待券など非常に豪華な景品です。

同社の代表的な清涼飲料水がほぼキャンペーン対象となる点も、参加意欲をかき立てる要素となっています。

事例3.産後ケアの日キャンペーン│クレシア


出典:https://poise.jp/35care/cp/

3月5日(産後ケアの日)にちなんだマストバイキャンペーンです。

吸水ケア商品「ポイズさらさら素肌」とスコッティ各商品を、どちらも1点以上購入したレシートで応募できます。

オフラインの場合、レシートは内容チェックや原本管理が大変です。しかし、レシートOCRを利用すれば運営側の手間も軽減できます。

さらに、景品はデジタルギフトを用意し、応募抽選から景品配布までオンラインでスムーズな工程となっています。

デジコならデジタルギフト&レシートOCRキャンペーンが可能


上記クレシアのキャンペーン事例では、デジタルギフト「デジコ」が景品となっています。

デジコは6,000以上の商品ラインナップをそろえるデジタルギフトであり、さまざまなマストバイキャンペーンにおすすめです。

また、デジコはレシートOCRキャンペーンにも対応しています。

デジタルギフトと連携したOCRシステムを提供しているため、レシートOCRキャンペーン従来の課題も解決します。

従来の課題 デジコ
景品の配送作業や在庫管理が必要配送作業や在庫管理が不要
AI学習のためにレシートの事前収集が必要後日抽選でレシートの事前収集が不要
キャンペーン事前告知の別途手配が必要告知パッケージで別途手配が不要

デジコのデジタルギフトやレシートOCRシステムについて、さらに詳しい資料をご用意しました。

ご興味があれば、以下よりお気軽にダウンロードください。

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まとめ:マストバイキャンペーンで販促プロモーションを成功へ

マストバイキャンペーンとは、商品購入を参加条件としたキャンペーンを指します。

購入証明として応募シールやレシートなどが用いられ、直接的な購買率アップを狙えます。

消費者にとっては商品を購入する実費負担が発生するため、参加したくなるキャンペーンの仕掛けづくりは非常に重要です。

シンプルな応募方法や魅力的な景品にすることを意識し、マストバイキャンペーンを成功させましょう。

この記事を書いた人

東村龍樹

東村龍樹

株式会社DIGITALIO 販促DX事業本部 本部長。日本インターネットポイント協議会(JIPC)のラーニング&ネットワーキング委員としても活動中。現在は、ポイントメディアの知見を活かして、販促DX事業本部にてデジタルギフトサービス「デジコ」の責任者を務めています。